第3話 発病
翌日8月14日 日曜日
朝10時ごろ
妻
「この子まだ寝てるわ、病気なのに昨日ずっと二階にいたのがよっぽど疲れたのね」
私
「ほんまやなあ......まあ、腹が減ったらそのうち起きてきよるわ。多分大丈夫やろ」
この日は、結局一日中彼は目を覚ますことなく居間でスヤスヤ寝ていたのであった。
※
夕方7時
テレビのウッチャンナンチャンの番組を見ながら焼肉を食べている時、まだなりゆきが起きてこない事に不思議を感じた。
人一倍ご飯、特に焼肉のスキな子が、いいニオイがしてるのに全然起きないのである。
妻
「大丈夫かなあ・・・ぜんぜん今日ご飯食べてないけど・・・」
私
「だいじょうぶやろ、寝てたら治るやろ」
今にして思えばこの時に気が付くべきであった・・・
この夜も熱帯夜であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます