坂出の少女 25
僕の目からは、一筋の涙がこぼれ落ちた。
僕は一体何のため、坂出にやって来たのだろう?
別れなければならないという事が、わかっているにもかかわらず、僕は彼女に会いに来た。
別れを完成させるために、会わなければならないという皮肉な事実に、僕は悲しみを覚えていた。
もう二度と彼女に会うことはないだろう。
あたりは夜のとばりが降りて、僕を優しく包んでいた。
終わり。
坂出の少女 ミッソー @mittsoo
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