坂出の少女 24

「ええ」


「あっ!それから近藤がよろしくって言ってたぜ」


「そう。元気だった?」


「うん」


僕達はなおしばらくの間、会社の事、将来の事について語り合った。


彼女が自転車に乗ると、僕は右手を差し出した。


彼女は僕の手を取ると、少し微笑んだ。


「さようなら。お元気でね」


「ああ。君も元気でな」

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