第15話 たわわな美乳に
たびのおわり
たびのおわりに
たびのおわりよ
たびのおわりの
たびのおわりや
たびのおわりぞ
たびのおわりが
たびのおわりと
たびのおわりへ
たびのおわりも
たびのおわりか
たびのおわりさ
耐えがたい 美声とは、ノーマルな 音域では わからない 領分である。
たぶらかされた 病気の 農夫は、落ちた 藁に 輪廻を 認識するだろう
ためつすがめつ ビキニを 覗けば おまわりさんが ワッパを 両手首に 寄越すから。
卓越した ビルは 農水政策を オーソライズし ワイキキの 漁師に 望みを託す。
たらればなんて 微妙な ノートは おそろいの 割り箸で 料理する 役には立たぬ。
魂の 敏捷さを のこぎりで 推し量れば 猥雑と 倫理が 増幅するだろう。
タブラと 琵琶が 濃密に お互いの わななく リンパ液で 合奏し、
たくましい 貧乏生活の 残り香に おどけた 若さで リベリアの 友よ。
怠慢を 秒単位で 罵るのか 行いを 忘れ 留学先も 変更するのか。
タクラマカンの 便箋に 呪いの 脅しと 別れ話の 両方を 盛り込め
宝田明を 尾行すれば のそのそ 大男が 割り込んで リッケンバッカー かき鳴らすだろう。
たわわな 美乳に 悩殺されて 男どもは 我失い 猟奇的な 殺人犯になるだろう。
それが、旅の終わりだ。
(「旅の終わり」ordered by たけちゃん-san/text by TAKASHINA, Tsunehiro a.k.a.hiro)
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