青春 7

それからというもの、僕は土曜日ごとに、その家に行って遊んだ。


そんなある日、僕と彼女は卓球に夢中になり、時間のたつのも忘れてしまった。


真っ暗になってからもう大分遅いと気がついた。


見ると、時計はもう8時になろうとしていた。


これから列車で帰っても、八代へ着くのは9時頃、家まで歩いて帰っていると、9時30分になることは確かだった。


美津子もそれに気がついた。


「浩ちゃん、もう大分遅いから、泊まって行きなさいよ」

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