夏 2
その想いは、故郷に近づくにつれ、ますます強くなっていった。
そして故郷へ着いた時は、もうすっかり後悔していて、今からでもすぐに神戸へ引き返そうと思った。
しかし、そうは出来なかった。
駅には母と妹と弟が待ちわびていた。
「兄ちゃん、ぼく1キロ泳げるんだよ」
「へえ。じゃ、競争しようか」
「うん。いつ?」
「明日がいいな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます