第4話 月日が流れて〜5年後〜

またまた月日が流れて2年、私は二つほど気付いたというか片方はちょっと違う。


まず一つ目はこの世界は娯楽など和食という文化がない事がわかった。

娯楽はともかく元日本人である以上、和食がないのはかなり悲しい。

なのでこちらは後々どうにかしよっと!


さて、問題はもう一つの方なんですよね〜…


実は…聖堂で儀式をしてからじゃないと使えないという魔法が使えてしまったということだ。


え?って疑問を持った皆さん!!

そうそうなんですよ!!普通は使えないはずなんですよ!!ですがなのに私は使えてしまったのですよ!!


きっかけは些細な事でした。


先日、お父さんと魔法の勉強をし終わって、自室で暇を持て余していた時


「はぁー早く魔法使いたいなぁ〜。」と呟いたのがきっかけでした。


「まあどうせ出ないんだし詠唱だけしてみよっかな!

でもここ室内だからなあどうせ出ないと言っても火なんか

いやだしなぁ………」


散々悩んだ後

「よし、辺りを照らすだけの生活用の光魔法を詠唱をしてみよう」

そう決めた後私は直ぐ詠唱を始めた。



「…暗き道を照らせ…ライト…」

と私は軽い気持ちで詠唱を始め魔法発動までの順序を踏んだ。


私にはこれが間違いだったのかは分かりません…


「…っ!目がっ…」

私は状況が全く理解できず一瞬眩しすぎて、かの有名なジブリの

ム◯カ大佐がでそうになっちゃいました。危ない危ない。汗


話を戻して結論を言うと、なぜか出るはずのない魔法がでてしまったという事だ!


なんででしょう〜🎶


とっ…のんきにしている場合じゃなかった!!

本当になんで魔法を使えたんだろう…

もしかして他の属性も…?


外に出て試しに火属性の魔法を使ってみよう。


★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


さて外に出てきたわけだけれども、今私は周囲に人がいないか確認している


え?屋敷の人皆イリスに溺愛してるんだから別に大丈夫じゃないって??


なにを言ってるんですか!!確かにそうかもしれませんが…

ですが考えても見てください!あの親の溺愛っぷりを!!

絶対私が5歳で魔法が使えただなんて言ってどうなるかなんて

容易に想像できるでしょう!!ですから周囲の警戒はとっっっっっても!

大事なんです!


あ、熱く語りすぎました…はずかし…


さ、さあ周りには人がいないようですし早速やってみましょう!

あの木の下にある的を狙ってみよう!


「この地に宿りし炎の精よ…我が敵を燃やせ!」

「ファイヤーショット!」


シュッとかなり小さめの矢の形をしたものが飛んでいった。

トスっという音が聞こえ、ちょっとだけボッと燃えたような音がしたので

見てみるとシュウ〜音を立てている焦げた後があった為本当に魔法が使えた

ようだった。


その後、他の属性の魔法も使ってみるとやはり使えた。


私はどうしようかと思案していると夕食時に鳴る鐘の音が聞こえた。


そこで私は、お父さんに7歳前に魔法を使える例外はあるのかという事を

夕食後に聞くという案を出し私は夕食を食べる為、屋敷にに戻ったのだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る