第3話 アンチ?

2チャンネルのヤマダタクトスレでは

「トネガワ、ちょっと調子に乗りすぎてないか?ヤマタクだけ叩いてればいいのに」

との書き込みが書き込まれ始めた。


2チャンネルの住人は人気者を叩く傾向があるので、そう言うものなんだろう。トネガワ自身、2チャンネルを過去から見ていたのでそう言う意見は無視する事にした。


「ノイズ……だよね」

「嫉妬だよね」

「僕は間違った事してないよね」


そして、いつものようにヤマダタクトとその界隈の発言の指摘と論破を繰り返すトネガワ。

いつに間にか批判にも似た行き過ぎた論破は、ヤマダタクトの界隈だけではなく、所謂”情報商材”を扱う人だけではなく色々な人に伝播して行く。


そして、2ちゃんねるやTwitterのそう言う自分に否定的な意見が出ているのを見てはトネガワはTwitterで呟く。

「困ったものです。僕は間違った事を言ってないのにどこにでもアンチは湧くものですね」

あくまでも自分は被害者と言うアプローチである。

ー どこか……感覚がマヒしてるのに気がついていなかった ー


Twitterのフォロワーは少し減ってはガクンと上がると言うことの繰り返しが続き、全体的に右肩上がりとなり、結果的に3000人を超えた。


トネガワはフォロワー数を”信用”と考えている。実際、ネットが発達してから信用社会が数値化されるようになってきているのは事実である。それはフォロワー数を調べるのが手っ取り早い。


もうトネガワは周りから突っ込む…所謂”ガヤ”ではなく、影響力のある人へと変化していっている。だが、トネガワ自身はそれにはまだ気がついていない。

あくまでも、フォロワー数=信頼されてると言う感覚。それは間違ってはいないが、諸刃の剣でもある。


そんな中、トネガワのツイッターに反論する者が現れた

「貴方のやっている事は弱者を叩いて喜んでいるだけに見えてしまいます」

ハンドルネームは"スルメ男"と言う。

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