1ルート目 金髪ロリと青髪巨乳
この世界に来て早1ヶ月が経過していた。ピザデブは驚愕し続ける毎日だ。
なんと金髪、銀髪、赤髪、青髪エトセトラエトセトラ。色とりどりの髪とそれに合った容姿、というかアニメーション的な容姿。
右を見ても左を見ても美少女だらけ。それならまだ良かったのだが、なんと男子も美男子だらけなのである。
おい、ギャルゲー的な世界じゃないのかよ。むしろ男は俺だけでいいよ。俺めっちゃ浮いてるじゃん。皆スマート美男子の中、一人ピザデブ田中太郎プレイである。
そんな中、俺はエスカレーター式全寮制の
そして現在は昼休みなわけだが・・・
「ちょっと!!アンタなんで悠々座ってるワケ?痩せてから出直しなさいって言ったわよね?」
コレである。どの世界でもピザデブに風当たりは強いのだ。
しかし、一つ違うとすれば現在進行形で俺をイジメるこの娘も超美少女であるというところだ。
名は
代々政治家の家系で生粋のお嬢様だ。金髪ツインテールにつり目がちな青い瞳。ツルペタ幼女体系である。
「う〜ん、典型的ツンデレかあ・・・若干お腹いっぱい感あるよなあ」
「だ、誰がツンデレよ!?大体いつアタシがデレたワケ!?」
「俺には、わかる。君がツンデレ枠だ。だから、取り敢えず置いておこうと思うんだ」
「はぁあああああああああああ!?!?」
憤怒する金髪ロリ。良きかな良きかな。まるでツインテールが意思を持っているかの如く逆立っている。
そうこうしているうちに授業のチャイムが鳴る。
「ほら戻った戻った。良いとこのお嬢様が授業の準備もせずに男子とお喋りなんて風聞が良くないぞっ」
パチーン☆とウィンクすると苦虫を噛み潰したような表情をする九龍院さん。
「死ねっ!無惨に死ねっ!」
顔を真っ赤にして、そう言い残すと席に着く。しかし、随分口が悪い。
チャイムが鳴り終わるのと同時くらいに眼鏡を掛けた先生が入ってくる。現代文を担当する
青のセミロングの髪。幼い容姿に少しズレた眼鏡。ちょっとだけむちっとしていてその胸部は山の如く盛り上がっている。無論、俺の胸中も盛り上がっている。
「はぁ〜い、ではぁ、授業を始めますよぉ〜」
やたら間延びした話し方が特徴でおっとりしている。昼休み明けの授業では眠気との戦闘になるが彼女の胸部がむしろ健全な男子の股間を元気にしてくれるのでそこまでの心配はなかったりする。
たまに疲れると、教卓に胸を乗っけたりしているので女子生徒からは羨望の眼差しを向けられたり、男子生徒からは邪な視線(俺含む)を貰うのだから教職とは大変だな、とつくづく感心する。
そして真面目時々不真面目に授業を受けながら、午後の授業を完遂した。
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