第6話いじめの調査

俺はまず走って帰宅し、洗濯物を入れてから家を出た。そもそも俺が最初に立っていたところは小学校の反対側の家を通り過ぎたあたりだった。えっと、ここか。なんでこんな所に立っていたのか全く分からないが、いじめを発見できたからいいだろう。ん?自転車が結構なスピードを出して横を通り過ぎて行った。あれはもしかして赤島 奉か?もしかして下校中のいじめは終わったのだろうか?そこらへんは待ってたら多分ここを通る花芽李ちゃんに聞けばいいか。

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それから二、三分して花芽李ちゃんはやってきた。

「あ!まっててくれてたんだ~」

「話の続きが聞きたかったからな。」

「そうだね~。ふふふ。やっぱり君はすごいよ。その歳で人のためにここまでできるなんて。」

まぁ、一回目の俺は普通に見過ごしていたのだけれど・・

「そんなことよりさ、今赤島 奉が自転車でここを一人で過ぎていったけど、いじめはあれからどうなってるの?」

「そうなんだよね~。お互い話すことも目を合わせることもなくなったかなぁ。」

なるほど、無視されるようになったというわけか。これは良くなったのか?俺はもうお互い関わらないという感じで終わるのも別に悪くないと思うのだが・・・

「花芽李ちゃんはこれでいい?」

「よくないよ~。ちゃんと仲直りしてさ、また一緒にどこか遊びに行きたいよ。」

まぁ、これは予想していたが・・・・

「そうだなぁ、そう言うと思っていたけどなぁ。」

「どうしたら仲直りできるのか分からないんだよね~。」

お互い露骨に気分が悪くなる。こんなときはとにかく気分転換だ。

「川に行かないか。」

「そうだね。行ったらなにか変わるかもしれないよね。」

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目の前の川の水が流れる音に身をゆだねて1時間。時おり水に触っていても、なにもいい考えが浮かばないままだった。

「はぁ~。やっぱり時間をかけてゆっくり関係を戻していくしかないのかな~。」

「そうするしかないのか・・・」

この会話で決着はついたから帰ろうと思っていたのだが、急にローファーを脱ぎだして、

「よし!泳ごう!」

「はぁ!?」

「せっかくの川だよ?泳がなきゃ。」

そう言って俺を押しながら川に突っ込んだ。

「きゃは、ははははは。」

「テメー!」

「ごめんごめん。」

「お前まぁまぁ無茶なことするんだな。」

「せっかくの高校生活だからね。たのしまなきゃ。」

たしかここ遊泳禁止の川だよな。こんなところ誰かに見られたらやばいぞ。それとこいつ風邪ひくんじゃないか?それに・・・

「お前服・・・」

「制服ならかえがあるからだいじょぶだよ~。」

「ちげぇよ!透けてるんだよ。」

「え、キャー。」

手で胸元を隠すが、多分後ろも透けてるから大分やばいと思う。水色のブラが可愛くてとても良いという感想よりどうやって帰ればいいのかが問題だが、どうやら杞憂のようで。

「今から体操服に着替えるけど見ないでね!」

「絶対見ないから!」

と言って手早く着替え始めた。まぁ見るんだけどね。お。上下水色なのか。やばいな。生着替えって。

「ふぅー。でも、頭冷えたから良かったがする。」

「めっちゃポジティブじゃん!」

「ポジティブシンキーング!」

「あっはははは。」

「ふふふ。」

その後笑いつかれてちょっと休憩したのち、急いで誰にも見つからないように帰った。

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 鍵を開け、すぐにシャワーを浴びてパジャマに着替えた。その後、作り置きのおかずとご飯をレンジで温めて食べた。一人で食べるご飯は、死ぬ前は当たり前だったけれど今は寂しさを感じる。まぁ、母親は頑張って仕事をしてくれているのだ。仕方のない話だ。

 さて、宿題をしよう。えーっと、このページの漢字をノートに書くのとドリルのこのページをノートに解けばいいのか。簡単すぎて苦痛だ・・・。拷問で一番効くのは無駄なことを繰り返させられることだという話を聞いたことがある。なんか明日持っていくような本は部屋に無いだろうか。確か姉は進学校の生徒だから難しい本とかあるんじゃないだろうか。姉の部屋を漁ってみるか。そしたら土日は丸々自由に使えるからな。

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お。やっぱり結構たくさんいい本があるな。え~っと。これは英語の教科書か。中学生の教科書のようだが、こっから始めてみるのも良いだろう。これと、「簿記入門」という本を拝借させていただこう。それにしてもこの部屋、家族の写真が多いな。普通こういうのって友達との思い出の写真とかじゃないのだろうか?この歳だと普通家族の存在がうっとうしく思えてくると思うのだが・・・家族思いのいい子なのか?でもこの歳の子でこれはむしろ怖いものがあるな。まぁ、いい。いい加減人の部屋からでなければいけない。うわ!!

「お、おねえちゃん。」

「久しぶりだな。縫結。」

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どうやら部屋に入ったことに関してはお咎めなしのようだ。思春期の女の子にしては珍しい。

「あれ?今日なんで帰ってきたの?」

「お前が元気になったと母さんからきいたから急いで帰ってきたんだ。」

すごい嬉しそうな感じでにやけながら泣いている。

「本当に良かった。元気になってくれて。」

眼鏡をはずして涙をぬぐっている。眼鏡をつけてもはずしてもクールな美人だ。じっと見ていると惚れてしまいそうになる。

「そんなに泣かないでよ。」

「いや、これで泣けなかったらもう泣くことなんてないだろ。今は泣かせてくれ。」

そういって俺を優しく抱きしめる。

「あったかいなぁ。はぁはぁ。」

息が耳にかかって物凄くくすぐったい。

「ふふ、照れてるのか?お前はかわいい子だなぁ。」

なんだか寒気もしてきた。

「そうだ、久しぶりに一緒にお風呂に入らないか?」

「いや、もうおれお風呂入ったよ。」

「どうせ適当にシャワーで済ませたんだろう。それに姉の言う事は聞くものだぞ。」

「えぇ、うん、わかった。」

この姉は世話好きなのかな?なら、世話されるのが弟の役割なのかも?俺も兄だった時は下の奴を世話するのは結構楽しかったしね。風呂に入ったりするのは3歳で終わったけど。

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制服を脱いだ姉の体は母親よりは凸部分は大きくはないものの、全身にハリがあってとてもきれいだ。(ちなみに下着は薄い紫だった。)それに母親よりは大きくないだけでかなり大きい方に入る。そんなことを考えながらすべすべで綺麗な背中を流していると本当に背中を流しているだけなのかという疑問がわいてきた。(そもそも俺は取り戻せていない情報がたくさんあって感受性とかも違ってくる可能性もあるのだ。) あれ?お互い背中を流し終わったけどあのヌルヌルこすりつけあうやつをするのか?もしそんなことが起きるのだとしたら事前に防いだ方がいいのではないか?

「ありがとう。明日早いから」

よし、立った。言い訳もできた。このまま出ればいいわけだ。ははは。

「もうでるのか?まだ終わってないだろ?」

グワー!後ろからそんな風に抱かれるとあれが当たっちゃうだろ!!!

「これは我が家のルールなんだ。おとなしく従え」

やっぱりこれおかしいんじゃないか!分かった時点でやめる方向へシフトチェンジしてくれ!!俺は屈しないという心持でヌルヌルごっこ(俺が勝手に名付けた。ネーミングが退化しているのは仕方がないことだ。)を耐えていたがやはり俺は快楽に負けてしまった。にゅるにゅるっとたおやかで柔らかい全身をズリズリされる。なんだかち〇こが熱くなってきた。たまになるこれはなんだろうか?

「気持ちいいか?」

と紅潮していて感極まっているのか涙目の顔を近づけて聞いてくる。その質問に噓をつく力もなく、「う、うん」と応える。そう応えると、

「嬉しい。私も気持ちいいよ。」

と言って下半身もくっつける。

「おや、おち〇ちんが大きくなっているぞ?」

あれ?お姉ちゃんも知らないことなのか?姉は一瞬疑問に思ったようだが異常事態として捉えているわけではないようだ。それどころか大きくなったち〇こをなにかお尻とはちがう柔らかい所に擦り始めた。

「あっ。これすごく気持ちいい。」

なんだこれ、すごすぎる。う、やばい。あれが、出そうだ。

「うぐぁ。」

「ひぐぅ!」

その瞬間の後、俺は脱力し、疲労感に襲われた。姉は少し痙攣して息を切らしている。

「ふぅ、ふぅ、ふぅ。こんなの、初めてだ。」

そ、そうなのか。どうやらこういうお風呂に入ってこういう事をするの自体は今までにあったことのようだがこんな風になるのは初めてのようだ。

「なんだか疲れてしまったな。」

少しの沈黙ができる。

この沈黙の間、俺はなんでお風呂に入るだけでこんなに疲れることになるのか?ということを考えていた。

「ふぅ。もう流して出るか。」

「あ。」

「どうした?」

やばい。白い尿を胸元にかけてしまっている。いや、これ洗剤ということにしとけばどうにかなるか?

「いや、何でもないよ。」

「そうか?じゃあ流すぞ?」

「うん。」

どうにかやり過ごせたようだ。

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お風呂から出るともう10時だった。

「あれ?今日お母さん遅すぎない?」

「あぁ、そうだ。言い忘れていたが今日はお母さんは職場で泊まるんだ。」

「え?あぁ、そうなの?」

「お母さんにも久しぶりに会いたかったけど仕方ないな。というわけで今日は私と一緒に寝てもらうからな。」

「え。もう俺8歳だよ?」

母親とは寝てしまったが、あれは仕方がなかったことだ。

「何歳でも家族は家族だからな。いつまで一緒に寝ていてもおかしくはない。」

・・・なんか言葉の前半がとてもいい言葉だからか、説得力が出てきてしまっている。

「それにほら、もう10時半だ。11時までに寝るには一枚しか敷く時間はないぞ。」

「う、うん。わかった。」

そういって俺を説得した姉は布団を敷いて横になり俺を抱きしめた。

「おやすみ、縫結。」


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