第23話 鬼神を狩る

「ルンルルン~。」

 カロヤカさんたちは忍術を習得して、忍者の能力も手に入れた。

「どこかに遊んでくれる鬼神はいないかしら?」

「あそこに家があります。」

「本当だ!? 鬼神の家って、書いてある。」

 カロヤカさんたちは鬼神の家に入って行った。


「いいか。輝元。一本の矢は折れてしまうが、2本、3本と矢を重ねれば、矢は強くなり折れなくなる。分かったか?」

「分かりました。父上。」

 鬼神、毛利元就の屋敷であった。

「ほうほう。」

「勉強になりました。」

「感動した!」

 カロヤカさんたちは、一緒に授業の講義を聞いていた。

「なんだ!? おまえたちは!?」

「いつの間に!? まるで忍者だ!?」

 驚く鬼神、毛利親子。

「正解! 越後製〇!」

「やるわね! よくぞ私たちが忍者と見破った!?」

「知られたからには死んでもらおう!」

 カロヤカさんたちは、戦闘態勢に入る。

「妖精の鎧・忍び装束! 装着!」

「水の精霊の鎧・忍び装束! 装着!」

「火の精霊の鎧・忍び装束! 装着!」

「美少女侍忍者! 茶屋娘アイドル! カロヤカさん!」

「みなも!」

「せいか!」

「ただいま、参上!」

 カロヤカさんたちは、戦闘スタイルに着替える。

「ガオー!」

「諸行無常の響きあり! 奢れる鬼神に明日は無し! 私の夢は誰にも奪わせない! 私の夢を叶える強い気持ちをなめるな!」

 カロヤカさんたちは、刀を構え斬りかかる。

「花が香り、花が舞う! 百花繚乱! 軽やかに咲き乱れろ! 私の花! 必殺! お花畑斬り!」

「鬼神! おまえみたいな悪党は許さない! ミナモちゃんをなめるなよ! 水のアイリス!」

「聖なる夜を鬼神なんかに消せさせはしない! セイカの炎をなめるなよ! 炎のチューリップ!」

 カロヤカさんたちは、必殺技をぶち込む。

「ギャアー!?」

 カロヤカさんは鬼神、毛利親子を倒した。

「鬼神を成敗したり! カロヤカにお任せあれ!」

 カロヤカさんたちは、問答無用に鬼神を倒した。


「ミナモ、セイカ、私たちは3本の矢よ。」

「3人で力を合わせれば、倒せない敵はいないわ。」

「厳しい修行や歌のレッスン、踊りの振り付け、なんでも突破できるはず。」

「私たち、3人の絆は折れたりはしないわ!」

「おお!」

 カロヤカさんたちは絆を深めた。


「「妖精の鎧・忍び装束! 装着!」っていうのは、なかなか良いと思うんだけど?」

「普段は着物、侍は鎧、忍者は忍び装束。合わせると、そんな感じですね。」

「必殺技で「忍法、火遁の術、サラマンダー!」とかで、火蜥蜴をぶっ飛ばすのはどうだ?」

「早く刀をパワーアップさせてくれ!? 手裏剣や忍び刀も作っちゃうぞ!」

 妖精たちは、カロヤカさんたちのバックアップに努める。


「ルンルルン~。」

 カロヤカさんたちは、鬼神狩りに訪れていた。

「どこかに鬼神の武家屋敷はないかしら?」

「ありましたよ。今度は島津さんのお宅です。」

「頼もう! 鬼神破りじゃ!」

 カロヤカさんたちは、道場破りならぬ、鬼神破りを行っていた。

「何者だ!? ここを鬼神、島津義久と義弘の屋敷と知っているのか!?」

「まさか!? おまえたちが噂の鬼神狩りをしているという、侍忍者アイドルモドキか!?」

 鬼神、島津兄弟は、不審者のカロヤカさんたちに驚く。

「不正解! モドキでなく、本物の鬼神狩りよ!」

「私たちと出会ったのが運の尽き! 成仏してください!」

「新しい忍術の実験台になってもらうわよ!」

 カロヤカさんたちは、戦闘態勢に入る。

「妖精の鎧・忍び装束! 装着!」

「水の精霊の鎧・忍び装束! 装着!」

「火の精霊の鎧・忍び装束! 装着!」

「美少女侍忍者! 茶屋娘アイドル! カロヤカさん!」

「みなも!」

「せいか!」

「ただいま、参上!」

 カロヤカさんたちは、戦闘スタイルに着替える。

「ガオー!」

「私の夢は誰にも奪わせない! 私の夢を叶える強い気持ちをなめるな!」

 カロヤカさんたちは、

「忍法! 夢遁の術! フェアリー! 夢と希望のワンツー・パンチ!」

「忍法! 水遁の術! ウンディーネ! いでよ! 大津波! 大渦潮!」

「忍法! 火遁の術! サラマンダー! 火蜥蜴よ! 全てを焼き払え!」

 カロヤカさんたちは、必殺の忍術をぶち込む。

「ギャアー!?」

 カロヤカさんは鬼神、島津兄弟を倒した。

「鬼神を成敗したり! カロヤカにお任せあれ!」

 カロヤカさんたちは、問答無用に鬼神を倒した。


「ガオー!」

 かに見えたが、鬼神の島津兄弟の2つの魂が1つになる。

「復活! 鬼神! 大島津だ!」

「大島津!?」

 倒した鬼神が、さらに強くなって甦った。

「ガーン!? もう私たちに戦う元気はないわよ!?」

「もう魔法も忍術もマジック・ポイントが切れて使えません!?」

「遂に私たちも鬼神に食べられる時が来たのね!?」

 カロヤカさんたちは、気力体力の限界で動けなかったので、死を意識した。

「死ね! 美少女侍忍者! 茶屋娘アイドル! カロヤカさん!」

 鬼神、大島津が攻撃してくる。

「ちょっと待った!」

 そこに謎の少女が現れる。

「待たせたわね。カロヤカさん。」

「あなたは誰?」

「私は、第4の美少女侍忍者、茶屋娘アイドル、雷花いなりよ。」

「第4の美少女侍忍者、茶屋娘アイドル!?」

 現れたのは、第4の美少女侍忍者、茶屋娘アイドル、雷花いなりだった。

「あなたも人魚の茶店をリストラされたの?」

「そうなの!? 聞いてよ!? カロヤカさん!? 人魚が言うの!? 「今度、新しく入った地花チホさんよ。だから、もう、あなたは必要ないの! カロヤカ旅芸人一座の手伝いにでも行ってきな!」って言われたの!? 酷いでしょ!?」

「そうか! 私たちは、旅芸人だったのか!」

「そっちか!?」

「旅芸人か、納得できるわ。」

「納得するな!?」

 新メンバーは、必ず人魚の茶店をクビになって送られてきている。

「この鬼神は私に任せて! いくわよ! サンダーバード!」

「おお! 任せて!」

 イナリは、相方の雷の精霊サンダーバードと共に鬼神と戦おうとする。

「雷の鎧・忍び装束! 装着!」

 イナリは、雷の精霊サンダーバードが鎧化した雷の鎧・忍び装束を身に着ける。

「鳴り響け! 雷鳴よ! 光れ! 稲光! 疾風迅雷! 鬼神に降り注げ! 私の雷! 必殺! 花雷斬り!」

 イナリは、雷の刀で鬼神に斬りかかる。

「忍法! 雷遁の術! サンダーバード! 雷鳥よ! 稲妻通電!」」

 イナリは、必殺の忍術をぶち込む。

「ギャアー!?」

「鬼神を倒せました! イナリにお任せあれ!」

 イナリは、鬼神を倒した。


「なんだか、美味しい所を持っていかれた気がする?」

「あんな美味しい登場の仕方を私もしたかったです。」

「こんな状態で4本の矢になれるかしら?」

 カロヤカさんたちは会議を始めていた。

「あの~新人いじめですか? やめてください。」

「ワッハッハー! 冗談よ!」

「冗談ですか!? ふう~、良かった。」

「ワッハッハー!」

 カロヤカさんたち旅芸人一座に新たな仲間、雷花イナリが加わった。

「いや、そこは美少女侍忍者、茶屋娘アイドルだから。」

「ワッハッハー!」

 カロヤカさんは、世界進出を目指すので、世界的知名度のある、侍、忍者、抹茶は、絶対に譲れないのである。

「ということは、茶屋娘アイドルではなく、抹茶娘アイドルだね。」

 カロヤカにお任せあれ。


「おいおい!? 私たちは予告担当かよ!?」

「まあまあ、妖精さん、怒りを鎮めてください!?」

「そうですよ。一言、喋れる。出番が毎回ある。それがカワイイぬいぐるみや、子供たちのキャラクター文具への続く道ですよ!」

「次回! カロヤカさん、富士登山登頂編、完結! 山に登ります。」

「早く刀をパワーアップさせろ! 次は火の刀・改。その次が火の刀・改2.永遠にパワーアップできるのだ! 火の手裏剣や火の忍び刀も完成済みだ! ワッハッハー!」

 妖精さんたちは、無事に予告を終える。

 つづく。

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