第6話 ゴブリンキングの災難ーその後ー

山エルフとの宴が終わり


わしの城に戻ると・・・物凄い数のコボルトに城が囲まれてた・・・

うぉ!攻め込まれたかってぐらいいるではないか???


残していったホブゴブリンたちも困りきった顔で・・・わしを迎えてくれた


うわぁ~、とりあえず整列~6列で並べ~何匹?いや?何人いるんだこれって

はーい、ここで折れて向こう側に~はーいここで折れて~う~ん最後尾になかなかたどり着かないぞ・・・そうこうしてるうちに・・・熱中症で倒れたり・・・する、コボルトもいたりして~スタッフ~スタッフ~いむしつにつれていって~・・・・



あ~、なんだこれ?


そのうちその集団が、命救ってもらったから言うことと聞くんだ~!とか、絶対服従なのだ~!!

命令しないと暴れるぞ~!


おいおい、それ根本的に違ってるだろ?考え方??


メアリーが、この原因はあれじゃないかと言う・・・馬車に捕まってたコボルトたちが、オークに復讐だって言ったとき・・・


『わしは、ゴブリンキングだ!!わしに助けられたのだからわしに従え!!!でなければ、わしが、お前達を殺す!!!わしに従い!!!わしにすべてを任して!!!お前達の住処に帰れ!!!そして、まだ逃げ回ってる者たちを救ってやれ!!!』

って、いいましたよね?


確かに言った!で?なんだ??


主従関係が出来ちゃったって、ことなのでは??だという????でも、こんなにいるとどうすればいいか分からん。


まず、代表の人に出てきてもらいましょうって、メアリーが言うので・・・代表の人~っと、呼んでみることにする・・・


代表だけで40人いる・・・おい?なんだこれ??


代表者グループの名前が出来てるらしい・・・・

ゴブリンキングに命令してもらうんだワンの会


だという


しかたない、コボルトたちはこの城の周りに住むということになってしまった。

大きく分けると、戦闘職と普通職にわかれるな・・・戦闘職の者達には、今魔神たちと戦っているゴブリン族たちの兵站をお願いした・・・結構優秀な戦闘集団だが後衛部隊としても有用だ。なかでもコボルト忍者がつかえすぎる。


農地の開墾や町の補修を城の周りにいたホブゴブリンやゴブリンにやらせていたが、あんまり進まないので・・・コボルトたちと競争でやらせてみる・・・コボルトは専門職がありコボルト農夫とかコボルト大工とかいたりするのでとってもいい感じ・・・競争させるとがんばるじゃん速度アップだ。


あんまり固まってすむと、また搾取のエリアを作られそうなもんだが、この近くにいる魔神は倒してしまったので・・・一番近いのはわしの城に住んでいたやつだが、魔神の住処からあまり離れすぎると創れないらしいのでしばらくは心配なさそうだ。


そうこうするうちに、オークキングを倒した鉱山が採掘開始したらしく・・・そろそろ、ゴブリンジェネラルの鎧も作ってもらえそうだ、やつにはがんばって働いてもらいたい。魔神喰いに精を出してわしを倒せる力を得てもらわないとなぁ~。


わしもがんばって、魔神の力を得るぞ~!!さぁ、食って食って食いまくるぞ~!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る