松江の女 7

ショーは大成功だった。


松江だけでなく米子からも招待客が来て、会場は満員で熱気に溢れていた。


新作のホワイトの細かいカットの多いレザーを着た明子は、観客の喝采を浴びた。


彼女は誇らしげだった。


モデルが二人しかいないので、明子は目の回るような忙しさだった。


それでも難なく仕事をこなして行った。


若い体力がそれを可能にしていた。


その夜、松江市のスナックで打ち上げが行われた。


私はハイボールを頼んだ。


水割りや湯割りに比較して、炭酸で割ると、喉ごしが良くなる。


ついつい飲み過ぎてしまう結果となる。


人によっては苦いと言うかも知れない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る