フィボナッチ数列と黄金比
フィボナッチ数列が黄金比に収束していく、ってのは、前コラムで説明した。
1、2、3、5、8、13、21・・・の数列上で隣り合う数の比は、数が大きくなるにしたがって、黄金比・1:1.618・・・に近づいていく、ってやつだよ。
これがまた面白くて、
2/1=2(黄金比・1.618・・・よりも大きい)
3/2=1.5(小さくなった)
5/3=1.666(また大きくなった)
8/5=1.6(またまた小さくなった)
13/8=1.625(大きい)
21/13=1.615(小さい)
・・・
こうして数を大きくしていくと、中央に引かれた黄金比の線を「大」「小」「大」「小」・・・と交互にまたぎながら、徐々に誤差を詰めて、黄金比の1.6180339・・・に限りなく近づいてくわけ。
さらに進めてみると、
34/21=1.6190476・・・(0.0010137だけ大)
55/34=1.6176470・・・(0.0003869だけ小)
89/55=1.6181818・・・(0.0001479だけ大)
144/89=1.6179775・・・(0.0000564だけ小)
233/144=1.6180555・・・(0.0000216だけ大)
377/233=1.6180257・・・(0.0000082だけ小)
610/377=1.6180371・・・(0.0000032だけ大)
・・・
ね、どんどん近似値になっていく。
面白いね。
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