第12話【夢 一瞥】
楽観する穹にどこまでも続く未来
鳥よ。
阿呆の形相は隠し
美しい夢を追い架ける
ことに。
楽しいか
底に道はあるのか
正しくは殻の杯、持たざる者対岸に渡れず
飢餓に潰されるは
道連れを食らう番であろう
暗がりに光を充る
終いの鐘が聲を上げても
底に誰もいない
やつがれに思うてか
消えてしまう思い出を
この胸に掻き切って
眠りに憑き懐きたく
狂う馨りなど
とうに忘れ絞め
首括りて縄で貶める芥
埋めて埋めて埋めて
下去れば
塒に巻かれ往き
とも果てましょう
彼方と風に相成りたく
適わぬ願いなど
等に頭に
内崩された画城
ひとりよがりの泡沫
鏡の現実を凝視する
夢 一瞥
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます