第13話 から

ありがとうと言葉を零しても

やっぱりそれは嘘マボロシ

心を焼いていくだけ

いたいいたい。

どこにもここにも、

蛆蟲でもいいから、

私を求めてください

何が悔しくてないているのだろう

何が悲しくてあいをそらす

わからないよ、もう

変わらないものだから

理解しようもない

想像したところで

黒ずんでいくだけ

だったら、眼を瞑ってしまおう

芽は潰さないように

そこには希望があるかもしれないから

うまく生きたいと願ったら

現実を見つめよう

今を楽しもうと思っては

(未来を思う心なんか)

(いらねえから)

なぜ気づいちまったんだろう

繋ぎ止めるもの。

(愛も金も)

限りないみらい?

この胸に抱け この手に配せるのは

ほんのちょっとだけ

それすらも大事にできなかった私たち

2人で運べなかった器すら罅が入る

からのおしまい

しんだらなにがのこるの?

まだ夢を見たいんだ

現実の未来の先っぽを掴んでいたい

先の見えない今はいらない



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