浜田の少女 9

海辺から帰って来ると、幸子と真由美が将棋盤を持って来て、何かしようと言った。


僕達は歩上がりをすることにした。


金将4枚を盤の上で転がし、出た数だけ駒を進め、早く王将になった者が勝つというゲームである。


三人は交代で駒を振り、ゲームを進めて行った。


幸子は時々順番を間違えて、僕の番の時に駒を拾い上げる。


それに気がついて、僕の手に駒を渡す時、二人の手は少しばかり触れあう。


彼女の手はふっくらとしていて、触れあうたびに僕の指先に快感が走った。


僕はわざと順番を間違え、彼女に駒を渡す時、彼女の手を握った。


就寝時間になったので、二人は隣の部屋へ行った。


その時僕は、フスマが少し開いているのに気がついた。


幸子がカーディガンとスカートを脱いでいるのが見えた。


そしてブラジャーとパンティに包まれた彼女の白い裸身が現れた。


それは思わずはっとするような美しさだった。


僕はまぶしいほどの美しさに打たれ、彼女に恋をしてしまった自分を知った。

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