現代ファンタジーはそこまで好みではありませんでしたが当作品は別でした。
ある日、異能を人知れず多くの人々が獲得したらどうなるかといった具合の舞台です。
人々は同じ思想ごとに集ってコミュニティを作りました。その力を使って俺TUEEE的なことをしたい人も出てくるでしょう。
主人公達は誰かにも自分たちにも普通に生きる権利があると戦い続けるチームです。
都市伝説を主軸にしたシナリオには現代が舞台の意味を感じるように情報社会特有の情報取得方法も組み込まれてます。
登場キャラクターも心情描写によってよく動く。
良いライトノベルだと思います、イチオシです。
初の長文レビューだったので乱文長文失礼いたします。
とても面白かったです。蔑称の意味ではないですが、いわゆるテンプレでなく王道と言い換えるべきテイストの作品です。序盤は特に多めの日常風景はただの箸休めではなく、描写したいことをはっきりと伝えてきます。これによって話が進むごとに敵や事件の規模が広がってゆくのが最大の特徴だと思いました。
都市伝説を扱うことで謎をばらまきながら話に深みを出し、ライトノベルらしい恋愛・優れた戦闘描写から送られるバトルも主人公の活躍だけはすべて終わりません。
それぞれ仲間には欠点や過去の傷跡があり町を襲った大災害という謎を残しながら進むストーリーには人間味があってよかったです。話のわかるキャラが多く会話がノンストレスだったのもグッド。
序盤はまったり系かと思いましたが他のコミュニティの登場で複雑ながらライトさを忘れない印象的な作品となりました。
今後の更新を期待しております。
当作品は都市伝説をテーマにした現代ファンタジー。タイトルの語感の良さ・ストーリー構成と総じて高評価したい。ダークファンタジーのような雰囲気を持ちつつ王道的な主人公の活躍がある。作中でも最強クラスであろう主人公が強いのはあくまでも一対一の場面であり、語られる「強くても一人でできることなど知れている」というスタンスが特に気に入った。
一読した感想としては仲間との絆や社会には多様な考えの人間がいることをテーマにしているのだろうか。登場人物も立ち位置・役割でキャラ付けされているので覚えやすくて良い。最初は日常パートが多めだった為にライト風味な作品かと思ったが、次第に作品のテーマが浮き彫りになってきた。
今後は登場人物が増加していく中で伏線や人物の掘り下げを上手くできるかが不安な点である。自分の中では確実に良作と言える作品。
最新部まで読んだので感想を書きます。
本作品は都市伝説とバトル物をストーリーに落とし込んだ内容です。
主人公達は日常ではそれぞれの生活を送る裏で、コミュニティと呼ばれる謂わば能力者の集まりを形成して生きています。
そして、都市伝説として現れた非日常の噂を手掛かりに犯罪をする能力者を止める為に奔走する......のですが、ある殺人事件をきっかけに戦いは激化していきます。
最新部まで読んだ感想としては、非常に設定が面白いです。
文章量も個人的には丁度よく、キャラも立っており話も練られている印象で完成度は高いと思います。
気になったのは少し話の展開が早めかなと思ったのと、度々の誤字くらいでしょうか。
今後の展開、楽しみにしています。