第4話 『遠すぎた星』-老人と宇宙(そら)2-
『遠すぎた星』-老人と
ジョン・スコルジー
これわ登場人物たちが選択をするお話なんです。
人わ人生で、時に選択をしなければならない場面に行き逢います。
どちらかが良く、どちらかが悪いというものばかりではない、
時にわ、どちらを選んでも、ムカつく結果しか来ない選択をしなければならない時もある。
現実にはよくあることです。
このお話には選ぶということが大切であること。
自ら選択することの、行動することの大事さを教えてくれるお話である気がするんです。
このお話にわ、1巻の主人公ジョン・ペリーは出てきません。
まったく別の主人公が出てきます。
けれども、重要な役目でヒロインのジェーン・セーガン、それにゾーイが出てきます。わたしわ彼女たちがとっても好き。
そして、彼女たちもやっぱり選択をするのよ。
わたしわ、その彼女たちの選択することがとっても好きなの。
それがどんなものか、ここでわ書きませんので、よかったら読んでみてくださいね(微笑)
−解説と感想−
ジェームズ・ティプトリーJr.の『たったひとつの冴えたやりかた』、
中編三つからなるこのお話も、それぞれの人物たちが、いろんな場面でさまざまな選択をするお話でした。
そして作者も…。
訳者のあとがきで、作者ジェームズ・ティプトリーJr.の訃報が語られていたのですね。
彼女は夫との話し合いによって取り決めた選択、死を選んだのです。
老齢なお二人は、夫は
二十歳の頃、自分は初めて『たったひとつの冴えたやりかた』、そしてそのあとがきを読み、
良い悪いではなく、作者夫婦の選択はそうだったのだと感じていました。
今も自分にとって、この作品の登場人物の選択と、作者自身の選択とは、
作品自体と重なりあうような事柄として意識されているのですね。
『たったひとつの冴えたやりかた』は、読むと胸が締めつけられるような想いと、
お話を書きたくなる思いに駆り立てられる作品となっています。
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