第3話 『猫町』

『猫町』萩原朔太郎


わたしわ最近、猫又ちゃんに薦められて、萩原朔太郎さんの『猫町』を読んだ。



神隠しに逢うように、猫たちのまちへと人が迷い込む様子わ、

実際に、わたしたちの世界まちへと迷ってきた人が感じていた気持ちと良く似ていると思う。


もしかしたら著者の朔太郎さんは、夢の幻視か、実際に猫町かどこかの世界へと迷って行った経験があるのかなと思ったりしたの。


猫又ちゃんわ、あの頃には確か猫町に住んでいたことがあると言っていたから、

だからわたしに、『猫町』を読むように言ったのかなと想像している。


きっと聞いても、猫又ちゃんわ笑って教えてはくれないのだろうから。


選んだ選択で未来が変わるように、

猫町やわたしの住んでいる世界へと通じている道もあるのだ。


わたしわその事を知っている。



−解説、感想−

自分のお話の中では、

猫又は室町の頃、稲荷狐は戦国の頃の生まれということになっています。


二人が知り合いになったのは江戸末期というふうに考えているのですね。

そうですから、萩原朔太郎先生が活動されていた頃には、二人とももう居たという設定です(苦笑)


狐は、稲荷の神の代行者(神使)として、稲荷の社の聖域(世界)を賜っているいる設定です。

猫町も何かしらのあやかしの世界なのでしょう。



そんな風に考えて、

実際の史実へと足跡を残した、少し幻想的な様子を演出してみました(笑)


萩原朔太郎先生の『猫町』は、

実際、そんな世界があるのではと想像の翼を羽ばたかせてくれる、

幻想的な雰囲気を持った作品でした。

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