宇宙の期待

青の中

彼らのつながりの間

宇宙人には見えない

ビニールパッケージ

子どもの時には必要なかった

大人になった今

ソレが理解できない


怒る代わりの

麻の笑顔

水に溶けて消えた

濁流に押された扉が

音を立てて閉じた


麻を握りしめて

宇宙船へ駆けだす

期待を持って

宇宙船に乗り込みたい


箸が転がるだけで

共鳴できた

鈴が空から降る、あの日々は

どこへ逃げたのだろう


宇宙人だ、なんて

知らなければよかった

ビニールのない

宇宙と 誰かへ

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