セフィアの教養、侮るなかれ

 強靭なバンドで固定された巨漢を乗せたリフトが、大柄なアンドロイドによって護送トラックの荷台に詰め込まれる。遅れて、同じく拘束された剃り込みの男が入れられる。


 彼らの行く先は分かっている。


 カマビスはさておき、サワガみたいな奴がいるのは本当に残念だよ。サワガはLNMの扇動者という立場だったけど、何も知らない人々を集めて焚き付けるなんて行為、相当頭の良い人じゃないと出来ない。少なくとも、俺じゃ無理だ。


 そんなことの出来る人間が、セフィアの教養をホワイトテンプルの洗脳するための手段と揶揄しているなんて考えられない。俺には、セフィアの教養の重要さを理解してる上でデタラメ抜かしてる気がしてならないんだよな。


「恐ろしい敵だったなあ」


 C2Sの施設の屋根で呟く俺。眼下では構内に突入した警察機関により、LNMの暴徒達が続々と護送されている。ふと、施設の外を見やると、知っている二人が警察に保護されようとしていた。


 ちょっと会いに行ってやろうか。てなわけで、構内の屋根を伝いながら移動して跳躍。彼らの前に着地した。


「幻想月影!?」


 当然ながら驚かれるわけで。思ったよりリアクションの声が甲高くないのは、周囲の大人たちの反応も混じってるから。


「手を上げろ。貴殿も拘束対象になっている」


 俺を見るなり銃口を突き付ける警官――それを「やめろ。この町を救った英雄だ。手出しは無用だぞ」と別の警官が制止する。まあ、警察のデータベースに真面目に従ってるアンドロイドの警官じゃ、この状況でも俺を狙うに決まってるわな。


 機転を利かせてくれてありがとう。的な意味の合図を人間の警官に送った俺は、改めて例の二人を見る。


 達也とジュリウス。アド夫妻の子供達の一番目と二番目。達也は黒地にマゼンタの文字が散りばめられた派手な色彩に対し、ジュリウスは白いシャツに青い上着とズボンというすんごい地味な組み合わせ。同じ兄弟かこれってレベルの違い。


「二人とも無事でよかった。本当に」


「幻想月影、助けてくれて本当にありがとう!」


 俺が呟くと、ジュリウスが駆け寄ってきた。まあ、憧れのヒーローに助けられたばかりか二度も出逢えたんだからな。子供心に興奮を隠せないのは致し方ないか。


 一方の達也は俺に駆け寄らず、じっと俺を見つめていた。既にガスマスクは外していたが、その顔には不安とか後ろめたさとかそんな複雑な感情がこれでもかと張り付いていた。


「そっちこそ、C2Sが救われたのは君達が爆弾を使うのを止めてくれたからだ。ジュリウスが説得して、達也が思いとどまってくれたんだろ?」


 俺がそう言うと、達也は下を向き、ジュリウスが答えてくれた。


「そうだよ。すごいや、幻想月影はなんでもお見通しなんだね!」


「まあ、俺が来た時の状況から察しただけだよ」


 まさか本当だったとは。ジュリウスは具体的にどうやって達也に爆弾を使うのを止めるよう説得したんだ? まあでも、詳しく聞くのは専門家に任せておくか。爆弾を使うのをやめると決断した結果、俺が駆け付けなかったら死んでしまう事態になっていたんだから。嫌な思い出を掘り起こさせるのは、俺の趣味じゃないんだよね。


 ここで、俺は警官に話題を振ってみた。


「ねえ、これからこの二人はどうなるの?」


「お二人は我々の手で保護し、後に適切な手続きを介して、保護者であるアドリアーノ・貴明・コルテス氏の元に帰します。ですが、達也・ロベルト・コルテスは、C2S爆破未遂の実行犯であるため、しばらくの事情聴取を行う予定です」


 警官アンドロイドの口から兄の名前が出たので、ジュリウスがぎょっとして俺を見た。


「ねえ幻想月影、お兄ちゃんはどうなるって言ってんの?」


「なに、悪い奴らの所にいたケジメとして、ちょっとお話を聞いてもらうってだけさ。ねえ、お巡りさん、あんまり厳しくやっちゃうと、将来的にかえって意固地になって逆効果になっちまうかもしれないから、俺に免じてお手柔らかに頼むよ」


 そんなことを俺が言ってやると、警官も思わず苦笑い。


「ねえ……」


 また俺を呼ぶ声がした。ジュリウスかな? と思いきや達也からだった。


「俺は……これから、どうしたらいいんだ?」


 彼の質問の意味が分からなくて、俺は一瞬だけ首を傾げた。


 あ、いや、そういうことか。彼にとっては、LNMやサワガが信じる相手だった。逆らったり殺されかけたりしたのは事実だけど、達也にとっては連中が心の拠り所だったのは事実だ。そいつらが逮捕されていなくなったおかげで、頭が混乱してるんだろう。


 さて、なんて答えてやるべきか。


「父親の所に帰ればいい。君が突然いなくなったのを、父親はとても心配していた。君達の帰りを、みんなが待っている」


「父さんが……? あんな父さんが? 勉強しろとかいつも言ってるくせに、自分は会社の敷地でボール蹴って遊んでるだけの父さんが?」


 幻想月影の仮面の裏で、俺は思わず苦笑してしまった。ははあ、痛いとこ突かれた。これ、サワガあたりの入れ知恵か?


「だけど、社会のルールを守っている。法を犯さず、国の秩序を生産するのに貢献している。セフィアの国民として為すべき義務は十分果たしている。何も問題はないさ」


 俺は答えたが、達也の顔にはまだ疑念の色。


「なんで大丈夫なのかは、セフィアの教養を学べば分かるよ。君の父親も、セフィアの教養を理解し、国のために自分が出来ることをした結果、会社でそのようなことをしているのさ。信じられないかい……?」


 まあ、アドがセフィアの教養に厳密に則ってホワイトテンプルの看板持ちやってるのかは俺も分かってないんだけどね。でも、アドの過去は知っている。メヒクトリランド共和国で味わったトラウマが、セフィアの教養への理解を育んだんだろうなって俺は思うんだよなあ。


 達也は俺から目をそらした。


「……まあ、今すぐ分かってって言われても無理だろうね。でも、国や父親の言うことはすぐには信じられないだろうけど、ジュリウスなら信じられるだろ? 君がジュリウスの説得に応じれたのは、ジュリウスは信じられるからなんじゃないかな?」


 名前を急に出したおかげで、達也とジュリウスの二人に俺は注目された。


「それは……」


「幻想月影の言う通りだよ、お兄ちゃん。それに、僕は幻想月影の言ってることは信じられる。だって、僕達を助けてくれたヒーローなんだよ? こんな時に意地悪なウソなんてつくわけないじゃないか」


「そんな言葉を貰えるなんて、ありがたいね」


 これは本心だ。いくら相手が何も知らない子供とはいえ、これほど羨望の眼差しを向けられるなんて、かつていた世界じゃありあえなかったからね。


 やがて、達也から願ってもいない言葉が漏れた。


「分かった。俺、信じてみるよ。……頑張ってみる」


「その言葉を待ってたよ」


 幻想月影の無機質なマスクからじゃ分からないだろうけど、今の俺は自分でも分かるくらい安堵の笑みを浮かべてる。達也からあの言葉が出たってことはつまり、俺は真の意味であいつらから達也を取り戻せたって意味になるのだから。


 これでやっと、俺はアドにあわせる顔が見つかるよ。


 やがて、俺はこの場を後にする。ふと、近くの建物の窓を見ると、去る俺に向かって手を振る小さな二人の姿が見えた。ビルの屋根に乗って振り返ると、二人を乗せた警察の護送車が出発している。二人が無事に帰るのを祈りつつ、俺は俺が泊まっていたホテルの部屋に戻った。


 ああ、向こうはやんなくていいって言ってたけど、一応任務終了の報告はしとくか。発信元も掴めない秘匿の連絡で、ホワイトテンプル宛で……と。


 ★★★


 翌日、ミルトンステップで起きたLNMの襲撃事件は早速ニュースとなっていた。俺は知らなかったが、C2Sの施設やミンスキー地下納骨堂以外にも、かなりの数の施設が連中の被害に遭っていたようだ。


 でも、報道の内容は大体同じだ。幻想月影が大活躍して、LNMの幹部であるタイニー・レイヴィアスとロッテ・アッシュが逮捕された……と。ちなみに、逮捕された二人って誰よ? って話なんだけど、前者がカマビスで後者がサワガだ。あいつら、本名が別であったんだな。てことは、ウルサもヤカマも――サバエも本名があるのかな?


 ってのは、俺の誇張じゃなくて報道がマジで言ってたことなんだけど、そんな接頭語が付いちゃうなんて驚きだよな。もっとも、世間が見ていたのは俺ではなく幻想月影だ。そこは自戒しないといけない。ジュリウスも『助けてくれてありがとう』って言ってたけど、それは俺に対してではない。幻想月影に行ったんだ。


 ジュリウスといえば、幸いなことに、達也とジュリウスについては報道は全くされていなかった。未遂とはいえ、達也はC2S爆破を起こそうとした人物だったから、正直俺はヒヤヒヤしてたよ。


 二人で思い出したんだが、俺は達也の言っていた言葉が忘れられない。


 ——会社の敷地でボール蹴って遊んでるだけの父さんが?


 セフィアのシステムなら別に何の問題もないんだけど、子供から見りゃ訝しむのも無理はないよな。まして、俺のいた世界からすれば、へそで茶を沸かすような荒唐無稽すぎる世界だ。けど、セフィアの教養には、このような社会構造になってしまった理由はきっちり書いてある。


 前にも長々と話してた気がするけど、AIの発達は社会に絶大な影響をもたらした。生産の効率が格段に向上した一方、人々の生産活動に求められる能力がバカみたいに高くなってしまった。おかげで、AIの機能が向上すればするほど、AIほどの能力を持たない人間たちは雇用からあぶれ、失業や貧困が社会問題となってしまった。


 その影響は、雇用にありつけたAIよりも優れた層の人とて対岸の火事じゃなかった。AIに就労の機会を奪われたということは、所得を得る手段を奪われたのと同じであり、モノやサービスを買う能力を失ったのと同じ。つまり、モノやサービスが売れなくなり、雇用にありつけた層ですら彼らの経済的な不幸に巻き込まれていく事態になってしまった。


 『お金は労働の対価』という有史以来当たり前だった価値観では、限界があったんだ。


 だから、人々は考えた。考えた結果、今のセフィアの社会構造である『AIが生産を行い、人間が消費を行う』社会を生み出した。


 こういう社会を提唱すると、真っ先にこんな批判が飛ぶだろう。「怠け者ばかり作る国家なんて有り得ない!」と。しかし、実際は違った。労働から解放された層も『怠け者』にはなれなかったんだ。


 なぜかって? 理由は――これはテンプル美術館で見つけたとある書物に記載されていた内容なんだが――生産によって人々は団結し、消費は人々を孤立させるからだ。


 まあ、生産によって人々が団結するってのは本当だろうね。一つのことを成し遂げるために、人々がそれぞれの素性や事情などを脇に置きながら、協力して事を成すのはよくある。そのプロセスの中で、人々の間に団結が生じるってのも容易にイメージできる。


 つまり、労働から解放させた結果、みんな不幸になっちゃったんだ。まあ、ニートや引きこもりと呼ばれる人達もみんながみんな幸福そうには見えなかったし、海外だと国の支援を受けていた少数民族が孤独でアル中になってしまったみたいな出来事もあるらしい。


 しかし、今までの生産活動の場――ここでいう労働だが、そいつはほとんどAIに取られてしまった。なら、俺達に残された『団結を生じさせる』ほどの生産活動は何があるのか。


 『秩序』だ。


 犯罪を犯さない。公共のルールやマナーを守ることによって、秩序ある国の姿を皆で『生産』していく。そして、国民として国の秩序を維持する対価として、国からお金をもらう。そのお金で、AIが生産したものを消費して国の経済を回す――それが、この国が出した答えなんだ。


 『お金は労働の対価』から『お金は国の秩序の対価』——これって、すごいパラダイムシフトだよね。


 で、ただ秩序を維持しろと言われても何をすればいいか分からないし、そもそもどうやって団結したらよいのか分からない。そんな人達のために、後付けで様々なものが生まれたのだろう。


 せめて孤独な人々の所属欲求だけでも満たすため、業務とは無関係な活動をして構わないから秩序ある振る舞いをするよう企業の構内に集められた――看板持ち。


 労働の社会活動的な部分を抽出して、あえてAIの利用を制限させることによって、従来の疑似的な労働環境を作り出した特別生産性規制区――マトゴマ。


 何より、秩序を維持する手段を得るためのアイテムとしてセフィアの教養がある。それでもだめなら、そんな人でも包摂するための地下納骨堂だって存在する。


 でも、どんなに社会を整備したところで、生産活動(=秩序の維持)が出来ずに消費ばかりしている悪い奴らは生まれてしまった。デストリューマーだ。で、その中でも規模が大きい組織が、c『L』azy 『N』oizy 『M』ashineってわけだ。


 改めて思う。カマビスは残念な男だった。彼の生い立ちには同情する。けど、彼に秩序を守ろうとする意識や周囲の理解があれば、あんなのにはならなかった。怒って、破壊して、消費ばかりして……その結果、あいつのすぐ近くに残っていたのは、誰かを騙して煽り立てるような奴だけだった。


 セフィアの教養は、この国に必要なんだ。


 ★★★


 後日、ホワイトテンプルに出社した俺はレオーネの研究室に呼び出された。


「待ってたぜー、能男ー! しかし、お前の活躍すごかったなー! 感激しちまったぜー!」


 研究室に入って早々、レオーネのハイテンションな出迎えが待っていた。いつも陽気なのはありがたいが、彼女の熱量の前には「あ、それはどうも」くらいしか返せない。


「なんだよ、またシケた面しやがって! いいか、これはあんたの成果なんだ。もっと胸張ってもいいんだぜ?」


「分かってるよ。……それよりも、俺を呼んだ要件って何? 渡したいものがあるって聞いたんだけど」


「ああ、そうそうそう。ホワイトテンプル宛に『こいつ』が届いたんだ。これを受け取るべきは能男だからな。だから、呼んだ」


「?」


 俺宛に届け物? 首をかしげる俺をよそに、レオーネが研究室の奥で何かごそごそしている。で、彼女が取り出したのは――画用紙の巻物みたいなもの。白い紙が可愛らしい色彩のリボンで巻かれている。どうやら、それが俺宛の渡し物らしい。


 ディスプレイとかホログラムとか、サイバーなもんに満ち溢れたセフィアだけど、紙媒体のものは普通に存在する。セフィアの教養の一環として、紙に字や絵をかくのは誰もが経験して学ぶのだそうだ。なんかそういうの、食堂でアドが言ってたんだよなあ。


 俺が受け取ると、レオーネは『開いてみろよ』とニヤついた笑顔で言った。とりあえず、言われたとおりにリボンを外し、紙を開いてみる。


「……!?」


 俺は息を飲んだ。


 絵が描かれていた。使われている画材は色鉛筆かクーピーの類だろう。絵柄からしていかにも子供が描いた感じ。


 何が描かれていたと思う? 幻想月影だ。稚拙な絵ではあったが、黒を基調とした人型に、横一文字のバイザー、首を覆う白と緑と青のマフラー、左胸の三日月マーク――素人目に見ても幻想月影にしか見えないだろ。で、幻想月影の左右には、笑顔で手を繋ぐ子供たちが二人。彼らの服装には、見覚えがあった。極めつけは、その絵の上半分を覆うほど大きく書かれた文章。なんて書いてあったと思う?


 助けてくれてありがとう 達也 ジュリウス


 言葉を失った。何かがこみあげてきて、画用紙を掴む手をきゅっと握りしめてしまっていた。


「実は昨日、ホワイトテンプルに子供が来たらしくてよ、その絵を持ってきてくれたんだ。聞けば、ミルトンステップの事件の時に幻想月影に命を助けられたそうじゃないか。で、幻想月影にこの絵をプレゼントしたいんだけど、幻想月影が誰だか分からない。けど、幻想月影がホワイトテンプルと関係があるのは知ってたから、もし幻想月影がいるなら渡してくれって言ってたらしいのよ。面白いことするよねえ。ん? どうした、能男? なに、黙ってんだ?」


「……!? いや、なんでもないよ」


「なんだよ、能男、もしかして感激しちゃってたのか?」


「まあ、こんなに感謝されるのには、慣れてないから」


 驚いた。慣れてない状況に体がついていかないのか、俺の声がかすれていた。おかげで、レオーネからくすくす笑い声が漏れる。


「……これが、この世界の能男なんだよ。絵の真ん中にいるのは能男だ。ほかの誰でもないんだ。今の能男がこの世界で色々やった結果が、その絵なのさ。まぎれもない事実なんだぞ? もっと誇るべきなんだ」


「そっか……。これが、俺なんだ。セフィアにいる俺なんだ」


 改めて絵を見る。ふと、忌まわしい記憶が鎌首をもたげてくる。仕事が出来なくちゃ生きていけない世の中で、仕事が全くできなくて、こんな自分なんかが生きてて価値があるのかと嘆いた日々。あの頃から、俺は変わったのだろうか。変わったとしたら、どう変わったのだろうか。


「ごめん、レオーネ。でも俺は思うんだ。どうして、こうなれたのかって。俺が何とかしたからじゃない。セフィアが俺を受け入れてくれて、ホワイトテンプルが俺に居場所をくれて、レオーネやみんなが、幻想月影の力をくれたからなんだ。俺は何もしていないんだ。全部、この世界のおかげなんだ」


 幻想月影として活躍した事実が、俺に絡みつく忌まわしい記憶の鎖を少しずつ解きほぐす。この戦いで、俺はまた幻想月影に助けられたのだ。


「はあ、全く変わらねえな、能男は。まあでも、そこが能男の良い所なのかなあ」


 レオーネはため息をついて面倒くさそうに後頭部を掻いていた。


「でも、ありがとう、レオーネ。この絵は、大切にしてもらうよ」


「礼ならあたしじゃなくて、持ってきた子供に言いなよ。ま、能男の姿で言っても変な目で見られるだけだろうがな」


「それは分かってるよ!」


 俺が突っ込み、互いに笑った。


 研究室は和やかな空気に包まれた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る