第7話 7月19日。
こんばんは。
疲れて少し眠ってしまっていたら
こんな時間になっていました。
でも、君に手紙を書く時間にしては
いつもより少し早いですね。
私の今日は、
友人と話をして笑ったり
外に出掛けてお昼を食べたり
そして、またお喋りして
笑ったり。
そんなとても平和な一日でした。
けれども、
私は今日はとても大きな壁を越えなければならないのです。
実際にはひょいと跨いで終わりかもしれないけれど、少し怖いのです。
君もこんな思いをしたことはありますか?
私は初めてです。
「大丈夫」
君ならそう言ってくれる気がします。
でも、気がするだけではなく、
実際に君が本当にそう言ってくれたのなら
いいのにと思ってしまいます。
手紙でこんな事をかくのは
おかしいですよね。
今日の壁が私を少しおかしくしているのかも
しれません。
明日になったら、
きっと何事もなくいつもの私に戻っていると
思うので、今日は許してくださいね。
今日の私さようなら。
明日の私で君にまた手紙を書きますね。
それでは、また明日。
おやすみなさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。