第37話【金箔!?】
メニューには、金箔が乗っている物もあり、横に書いてある値段も桁一個間違ってない?と思うものばかりだった。
「母さん、こんなとこ初めて来たから何頼んだらいいかわからん。
母さん適当に頼んでよ」
「私もわからないからお願い」
「そうですね。
佐藤さんお願いします。
沙耶もそれでいいわよね」
「うん。
あ、でもこの金箔のは食べてみたいかなぁ?」
「ちょっと沙耶!」
「いいのよ。
今日は好きな物頼んでね。
まっちゃんも食べたいのあったら言ってね」
「は、はい、ありがとうございます」
「とりあえず、金箔乗ったやつとあとは私が適当に選ぶはね。
快人、そこのボタン押して」
「はいよ」
母さんに言われ俺の近くにあった、ボタンを押しウエイトレスを呼んだ。
「はい、お待たせしました。
ご注文で宜しいでしょうか?」
ボタンを押して三十秒もかからないうちにウエイトレスが来た。
うわ!はや!
いつも行くところだったらウエイトレスが来なさすぎてボタンをもう一回押すことなんてざらにあるのに!
「はい、注文お願いします」
そう言って母さんはどんどん注文していく。
「とりあえず以上で」
「はい、ありがとうございます。
また何かありましたらお呼びください」
そう言ってウエイトレスさんは頭を下げ下がって行った。
「やっぱり、ウエイトレスの来るスピードとか接客態度が凄いね。
私ビックリしちゃった」
沙耶が言う。
「そうだね。
俺もそれ思った。
今まで行ったことある店とは全然違うね」
俺達はそんな話しをしながら注文したものが運ばれて来るのを待っていた。
それからあまり時間が経たずに注文したものが運ばれてきた。
「おお!
美味しそう!」
お肉が綺麗に盛り付けされていてとても美味しそうだ。
「さあ、どんどん焼いて食べていきましょう!」
「「「「頂きます!」」」」
俺達は一斉にそう言い焼いて食べ始める。
「うっま〜!」
「うん!
美味しいね!」
俺達はそんな会話をしながらどんどん食べ進める。
途中で沙耶が食べたがっていた金箔が乗ったものが出てきた時は、沙耶とカエデがとても興奮し涎を垂らしながら焼き上がるのを待っていた。
お肉をお腹いっぱい食べて、最後には食後のデザートとしてアイスを食べ皆んな満足顔で店を出た。
ちなみにお値段は六万ちょっとだった。
レジスターに載っている値段を見た時の衝撃は当分忘れられないだろう。
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