第22話『REVENGE ROAD (後編)』

 (警視庁 7:30PM)



 千代田区霞ヶ関の警視庁本部庁舎・屋上。

「さぁさぁ、これからが私たちの本領発揮ですわ。美奈子ちゃんにばかりいい恰好させられませんからねっ!」

 鼻息の荒い麗子の後ろで、麻美はため息をついた。



 ……同じ超能力者でも、美奈子ちゃんと麗子先生はまったくタイプが違うな。



 一人は、人の不幸を放っておけないがゆえに十字架を背負ってボロボロになる少女。

 かたや喜怒哀楽はあるが本質的な悩みもなく、恵まれた環境でのびのび能力を使えるお嬢様——。

 麻美がそんなことを考えていると、麗子は恐るべきことを言い出した。

「それじゃあなた、私の背中におぶさって」

「いいっ!?」

 庁舎の屋上はちょうどヘリポートにもなっていて、麻美たちが乗ってきた EH101ヘリもそこにある。麻美はてっきり、それに乗って行くものだと思っていたのだ。

「ま……まさか?」

 どうやって犯人の車に追いつくのか想像がついた麻美は、真っ青になった。

「な~に驚いてらっしゃるの。驚き桃の木山椒の木 ブリキにタヌキに洗濯機! ですわ。ちんたらヘリなんかで行ってられるものですか!」

 しぶしぶ、麻美は麗子の背中から首に手を回しておぶさると、麗子は制服のスカートからのぞく麻美の太ももをヨッコラショッと担ぎ上げた。自分よりも背の高い麻美を担ぎ上げるのは、一苦労のようだ。



 ……麗子先生と組むより、美奈子ちゃんとペアのほうがよかったぁ。



 ESP同士では隠し事はできない。麻美の思考を読み取った麗子は無情に言い放つ。

「ブツブツ言ってもしょうがありませんことよ。そんなにブツブツ言ってると、しまいに奈良の大仏になりますことよ」



 ……ぜ~ったいになりませんからぁ!



 麻美のツッコミもどこ吹く風で、麗子は意識を集中させる。



 ……風の声、大地の唄。空の眷族、万物の理を司る精霊よ。我

 が声に耳を傾けよ——



 闇の中で妖しい緑の光を放つ、麗子の眼球。

 突如として、庁舎上空に黒雲が密集し、稲妻がひらめき渡った。

 麗子の長い髪が、逆巻く大気の中にワサワサと揺れる。



 サンダー・スレイヴ!



「ひいいっ」

 一瞬にして、麻美を背負った麗子の体は、一気に地上1000メートルまで垂直に飛び上がる。

 麗子は、テレパシーで麻美に語りかける。



 ……水平飛行に移ったら、ちょっと体を起こしなさいな。



 ……ヘイヘイ



 さながら、ほうきにまたがって空を飛ぶ魔女のようだ。

 ロケットと化した麗子は、正確無比の世界最強のスナイパー・麻美を背中に乗せて犯人の車に対する追跡を開始した。



 捜査本部では、美奈子を取り囲むようにして70名の捜査員たちが待機していた。

 壁の大型モニターには、麗子の目が見ている映像をダイレクトサイコリンクで受け取ったものを、美奈子が出力した映像が映っていた。

 御堂管理官は、マイクに叫ぶ。

「現在、犯人の車は時速100kmで東名高速を西へ移動中。数分後には大井松田に到着予定。じき静岡県に入る模様」



 美奈子はワイズマンズ・サイト(賢者の目)を開きっぱなしにして、麗子をサポートした。

 常にひとつの能力を発動しつつ、別で考え事をしたり指示したりする美奈子の心身にかかる負荷は相当なものだった。しかし。美奈子は、卑劣な犯人を確実に捕らえるために、二・三日はぶっ倒れる覚悟で惜しみなく集中力を使うのだった。

「麗子さん、正確な座標は数分おきで更新してテレパシーで送ります。私がナビゲーションしますから、その通りに飛行してください。今、東名川崎ですよね? そのまま行けば15分以内には犯人の車に追いつけるはずです」

「ラジャーラジャーガッチャマンですわ。オーッホッホ」

 緊張で肩に力の入っていた捜査員達は、脱力した。

 深刻な状況でも、麗子のマイペースさは全然変わらない。

「麻美ちゃん、大丈夫?」

 美奈子は、麻美を気遣って声をかけた。当然、麗子のことなどはまったく心配してなかった。

「うん。何とかね……」

 人の背中などにまたがって高速で空を飛ぶのは、さぞ怖かろう。

「そういえば、遠藤刑事は?」

 御堂管理官の言葉で、一同は初めて気付いた。そういえば、先ほどから遠藤刑事の姿が見えない。彼女が姿を消して静かな状況、というものの次に来るものは決まって——



「管理官、大変ですっ。遠藤刑事が!」

 あわてふためいた奥田警部補が、捜査本部のドアを勢いよく開け放って飛び込んできた。

 水からあげられた魚のように、口をパクパクさせている。

「EH101 を勝手に飛ばして行ってしまいましたっ。あと……自衛隊駐屯地に寄って兵器を幾つか搭載していったようですっ」

 ハァッというため息が、一同の口から同時に漏れた。

 やはり亜希子と麗子の存在は、事態をややこしくする運命にあるらしい。




 (東名高速 清水インター 7:45 PM)



 首都高を抜けた辺りから車数も減り、スピードも出しやすくなった。

 助手席には、泣きつかれて眠ってしまった少女。

 なかなかの上玉だった。この子ですでに三回は射精した。

 本当なら誰にも邪魔されない場所でもっと少女を味わいたかったのだが、『K』と名乗る人物が急いで高速を走れ、と指示してきたのだ。

 疑問を差し挟む余地はない。Kの命令には絶対服従と決まっているからだ。



 数ヶ月前。

 仁科久信は『K』という人物から、絶対に警察に捕まらずに性犯罪ができるようにしてやろう、ともちかけられた。自分の異常性や性癖のことをどうやって知ったのだろう、と少しは疑問には思ったが、願ってもない話だったので結局深く考えずに手を組むことにしたのだ。

 Kは、少女の誘拐に当たって、事細かに指示をくれた。

 車の使い方、少女に嗅がせる薬品、アジトの防音……。

 数え切れないノウハウだけでなく、実行の際には周囲の見張りまでも協力してくれた。

 禁断の快楽を知ってしまった仁科は、もう引き返すことのできない快楽地獄にはまり込んでしまった。少女たちの本物の体をむさぼってしまった今となっては、もう大人の女や裏で出回っている児童ポルノなどでは満足できない体になってしまった。

 彼に残された道……それは、いつかは終わりの来る破滅への道であった。



 世の中、タダでそんなにうまい話はない、と思っていたが、Kは「なぁに。見返りっていってもそう大したことじゃないよ。後でちょっと我々の言うとおりに動いてもらえばそれでいい」と言うのみであった。

 そして4人目をさらって、我慢できずに車で性行為に及んでいた時。

 初めてKから電話で指示があった。

 そのまま、車で首都高に入り、指示するまで西へ走り続けろ、と。

 理由や目的は皆目分からない。

 でも、今までしてもらったことを考えれば、従うしかないのだ。

 少女と仁科を乗せたニッサンGT-Rは、間もなく焼津インターを越えようとしていた。



「見えたっ」

 仁科の運転する車を、麗子はついに上空から視界に収めた。

 道路から高度500メートルを保ちながら、犯人の車の後方にピッタリと貼り付く。

「さてさて。じゃあ一気に片をつけるとしましょうか」

 弾丸のように夜空を突き進む麗子の緑の瞳は、さらに輝きを増した。



 サモン・ライトニング・サラマンダー!



 それは、信じられない光景だった。

 星が見え、今まで晴れていた夜空が一瞬にして黒雲に覆われ——

 数え切れないほどの稲妻が、まるで雨が降るようにひらめき渡った。

 突如として天空に真っ黒な裂け目ができ、全身が光るうろこで覆われた龍(ドラゴン)が現れた。その雷龍はひとたび大きく翼をはためかせ、飛行する麗子に並んだ。

 龍の巨体には、いたるところがまるで帯電しているかのように、まばゆい電流がパチパチと爆ぜていた。麻美が見る限り、それは大型トレーラー1台分程度の大きさだった。

「そんなにビックリしないの。私のかわいいファミリア(使い魔)ちゃんなんだからぁ」



 ……この前呼んだのが風の精霊で、こんどは電気のドラゴンかい!



 麗子の召還能力は、まったく計り知れない。



「お呼びですか、ご主人様」



 龍がしゃべった。

 この光景をモニターで見ていた美奈子以外の捜査本部一同は、開いた口がふさがらなかった。

 頬を思いっきり指でつねり、現実かどうかを確かめる者までいた。

 麗子は、普通に人に話す時のように自然だ。

「真下に車がいるでしょう。あの中に、小学生の女の子が乗っているはずです。彼女を救出して、警視庁にいる美奈子ちゃんのところまで連れて行きなさい」



「……承知しました」



 麗子の命を受けたドラゴンは、真っ直ぐに車へと下降して行った。



 もう少しで、ハンドルを切り損なうところであった。

 仁科は、助手席側の窓の外に現れた化け物を見て、初めは自分の正気を疑った。

 ある意味、この犯罪に手を染めた時点ですでに正気を失っていたとも言えるが。

 時速110kmで走る車の横にピッタリと並ぶ竜のような生き物は、窓ガラスの存在などお構いなしに、鋭い鉤爪の並ぶ腕を差し入れてきた。

 ガラスが砕け散り、気圧差からブワッと外の空気が車内に流れ込む。

 その恐ろしい手は、迷いもなく助手席の少女をつかむと一瞬にして進路から離脱した。

 割れた窓から出すには少女が大きすぎたため、ドアごとちぎって持っていかれた。

「ひいいいっ」

 ドアがなくなった左側を見ると、高速のフェンスの境目の筋が恐ろしい速さで後方に流れていくのが見えた。



 その時、サイドブレーキ脇のケータイが鳴った。

 あわててケータイを引っつかんだ仁科は、唾を飛ばしながら送話口に向かってしゃべった。

 この番号にかけてくる人間は、一人しかいない。

「おい、Kかっ? こんな目に遭うなんて聞いてないぞっ。オレはこれから一体どうすればいいんだっ」

「…まぁ、そうあせるな。実際、お前は襲われも死にもしなかっただろ? 今まで通り高速を西へ走り続ければそれでいい」

 電話の向こうから落ち着き払った声でしゃべるKの声。

 しかし、これ以上そうですかと言う事を聞くほどには仁科の神経は太く丈夫ではなかった。

「とにかく、オレはもうイヤだ! 他のことなら何でも言う事を聞くが、このまま走り続けるのだけはゴメンだっ!」

 そう言うが早いか、仁科は次の三ケ日インターで一般道に下りるべく、一番左へと車線変更を行おうとしてハンドルを切った。しかし——

 Kから与えられたこのニッサンGT-Rは、もはや仁科の運転には従わなくなっていた。

 まるで車自身が意思を持つかのように、勝手に走り出した。もうハンドルもブレーキもまったく利かない。

 車は、とうとう愛知県に突入した。




 (警視庁 8:02 PM)



 美奈子の表情が曇った。



 ……何、この感じ?



「亜希子さん、どうせその辺飛んでるんでしょ? 応答願います」

 捜査本部の大型モニター。これは、現在の麗子の視界を反映したものであるがー

 急に一台の戦闘ヘリの機影が、左前方から現れた。

「エヘッ、バレちゃったかぁ」

 亜希子を乗せたヘリと、麻美を背中に乗せた麗子は並んで飛行する。

「遠藤刑事! お前が操縦しているのか!?」

 御堂管理官の声に、亜希子はあっけらかんと返答する。

「いいえ。警視庁航空隊の生きのいい子を一人つかまえてねぇ。乃木坂46のコンサートチケットをちらつかせたらイチコロだったわよぉ」



 ……後で何か言われるのは、この女じゃなくてオレなんだろうな——



 管理官は、世の理不尽さを嘆きつつ思いっきり胃が痛くなった。

 そんな管理官にさらに追い討ちをかけるように、悪い情報が美奈子によってもたらされるのだった——。

「後方から、明らかに悪意を含んだ車両がそちらに近付いています。車種は青のニッサン・フェアレディZ。中身は……無人です」

「何だって」

 無人で走る車。そんな技術を持つ犯罪集団があるだろうか?

 下手したら、国家規模の後ろ盾を持つテログループの仕業、と考えられなくもない。

「恐らく、機関砲やミサイルランチャーを搭載していると思います。あと二分で追いつかれますから、亜希子さんは後方の青のフェアレディを迎撃してください。そして麗子先生に麻美ちゃん」

「はいな」

 麗子は、まったくもって冷静沈着だ。

「何者かは分からないけど、こちらのことはもう敵に気付かれてます。いつ自動車爆弾を爆発させられてもおかしくない状況です! 今すぐ、勝負をかけてくださいっ」

「……リョーカイリョーカイ、阿藤 快!」

 背中に乗る麻美は、それを聞いて何だかなぁーと思った。

 しかし、そんなことを考えている場合ではなかった。

 いよいよ、麻美の出番がやってきたのだ。

 彼女の瞳は、サファイアのような深い青に輝いた。



 クレッセント・シューター!



 冬の夜空に浮かぶシリウスが、一瞬キラリと強く発光した。

 天空より、乳白色の光に包まれた大弓が飛来し、麻美の手元で止まった。

 それをつかんだ麻美は、ひと声高く叫ぶ。



 ホーク・アイ(鷹の目)!



 麗子の声が、捜査本部内に響き渡る。

「美奈子ちゃん、爆弾を無効化できる狙撃座標を、賢者の眼でサポートして! 麻美ちゃんの千里眼と併用すれば、99%の確率で外すことはないはずよっ」

 飛行高度を下げた麗子は、道路すれすれの低空飛行を決行し、100m先に犯人の車の後部を捉えた。

 そして、背中の麻美に呼びかける。

「一瞬だけ、私が風の力で車体を巻き上げるから、あなたは車の腹が見えた瞬間を狙って美奈子ちゃんが示す一点を射抜きなさい。いい、チャンスはコンマ数秒よ!?」

 麻美は、弓道部で鍛えぬいた精神力を針のように鋭く研ぎ澄ませた。

 一切の迷いが、麻美の心から消えた。

 彼女の心眼は、美奈子に示された一点のみを凝視した。 



 ……今よっ!



 三人の心は今、ひとつに重なった。

 火の戦士・風の戦士・星の戦士の力がひとつに結集する。

 先頭を切ったのは麗子。



 ワインディング・ハリケーン



 突然道路の前方から現れた一陣の竜巻は、仁科の乗る車体を巻き上げ、空中に躍らせた。

「そこっ」

 弓を引き絞った麻美は、迷わずに矢を解き放った。



 捜査本部の美奈子は、残った最後のパワーを解放した。

 彼女には、見える。

 渾身の力で放った、麻美の想いの詰まった矢が——

 庁舎内に停電が起こり、室内は美奈子の目の炎で赤く染まった。



 ガイディング・アロー!



 美奈子の叫びが、捜査本部を震撼させた。

 彼女は、目標に向かって突き進む麻美の矢のコースを、ミリ単位まで寸分の狂いもなく修正した。

「……やった!」

 ESP三人娘は、作戦が成功したことを同時に悟った。

 その瞬間、停電状態も復旧し、捜査本部内に蛍光灯の明かりが戻る。

 再び車体は大きな音を立てて道路に接地し、ガクンガクンと揺れながら200メートルほどを惰性で走ったあと、完全に沈黙した。



 麻美と麗子のはるか後方で、爆音と共に大きな火の手が上がった。

 亜希子が、後方からの無人武装車を仕留めたらしい。

 炎上する高速道路を見た御堂管理官は、青くなった。

「遠藤刑事。今……何を使った?」

 ヘリからの無線で、少々ブツ切れの亜希子の声が入る。

「ああ、自衛隊からちょっと01式軽対戦車誘導弾を拝借しましたの。ちょっと道路に穴が空いたみたいですけど……まぁ、よろしいですわよねっ」

 そこへ麗子の声が重なる。

「どうせ、直しても数億くらいなものでしょ。ま、それくらい大したことありませんわよね。オーッホッホ」

 御堂管理官は、そのまま机に額をガン、と打ち付けた。



 危機は、去った。

 犯人逮捕という悲願を達成した捜査本部は、沸きに沸いた。

 竜に運んでこられた4人目の女の子も、仁科のアジトに監禁されていた少女も無事保護され、親の元へ戻った。

 ただ、彼女らはこれから時間をかけて消えない傷を刻まれた心を癒すべく、精神科への定期通院を必要としなければならなくなった。

 仁科久信は現行犯逮捕された。彼がどのように法に裁かれ、どのような運命を辿ったのかについては、この物語では重要ではないため割愛させていただく。



 事件は解決したが——

 最後まで謎に終わってしまったのは犯人の背後に潜む『K』なる人物と、その背後に潜む組織の実態であった。

 仁科の供述からも、彼の携帯の通話記録からも、炎上した武装車からも、何も割り出すことはできなかったのだ。

 今回の功績を称えられた三人は、非公式ながら『特殊刑事』として警察機構で言う警部補の地位が与えられた。

「ホラホラ、『スケバン刑事』みたいに、桜の大門が入ったヨーヨーとかはもらえないんですのっ?」

「そんな無茶なっ」

 麗子にまでつっかかられて、御堂管理官は踏んだり蹴ったりであった。

 それを見ながら、麻美と美奈子はまた深くため息をつくのであった。




 真っ暗な部屋に立ち昇る、煙草のけむり。

 ただ、ノートパソコンの液晶画面だけが、光を放っている。

「やつらが出てくるのが、予定よりも早すぎたな。仕留めるには程遠かったが、まぁこれでやつらの能力の程度を観察できた、ということでよしとしようか——」



 男のそばで、着信したケータイがブルブルと震えた。

「……私だ」

 煙草の先を灰皿に押し付け、不機嫌そうに表情を曇らせる。

「お前を拾ってやったのはオレだということを忘れちゃいかんぞ。次こそはしくじるな」

 その言葉を最後に通話を切った男は、白い煙をフーッと吐き出した。

 口元をゆがめ、独り言を漏らす。



「……期待してるよ、ケイト」

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