与えられた猶予は60 Seconds!? カクヨムでゲームレビュー！Vol.2参加作品

第3話 ゲームの流れ ① 最初の６０秒間

◆　ゲームの流れ

　それでは、本作の流れにつきまして、詳しくご紹介しようと思います(*‘∀‘)

①　最初の６０秒間

　実は、本作は自宅での６０秒間の収集タイムの前に、僅（わず）かに２０秒間だけ、家の内部の全体を見回る事の出来るゆとりあるサービス・タイムが設けられております( *´艸｀)

　なので、そのサービス・タイムにおきましては、兎に角、仲間とアイテムの配置のような位置情報を見て覚える作業、即（すなわ）ちマッピング作業に専念する必要があります。

　６０秒間でアイテムと仲間の収集活動を行う家の中は、地震の直後かと思われる程、ありとあらゆる物が散乱しておりますので、「どこに何があるのか？」と言う地理的な情報を抜きに、限られた時間内に必要なアイテムと仲間を用意し切る事は、それらの配置が偶然に適切だったと言うような宝くじを当てるような幸運に見舞われた場合以外、基本的にあり得ません( ′ω`)

　特に、水・食料・医療品の収集は、もはやその後の生死を分けると言っても過言ではありません(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾

　ですので、このサービス・タイムでのマッピングはしっかり行う必要があります。

　マッピングが完了したら、いや、もうマッピングをしながらでも、それらシェルターに持って行くべきアイテムや仲間を集めてシェルターに移動させる為の、大まかな収集ルートを計画します。

　この手の事柄は山登りなどと同じで、予め行動計画を立てて置けば、迷いなく行動する事が出来ますしね。

　ひとたびサービス・タイムが終われば、直ちに６０セカンズの開始ですから、もはやあれこれと考えながら行動をしている暇はありません。

　弾幕ゲームを攻略するような的確な操作と研ぎ澄ました反射神経で、アイテム収集を行って下さい( *´艸｀)

　そう、考えるのでは無く、感じる、と言う事です(´▽｀*)

　また、このシェルターに退避する前の６０秒間において、必要な物資を用意する事を難しくさせる要素として、主人公が同時に持ち運べるインベントリの容量（キャパシティ）があります。

　仲間の歩行速度やインベントリ・キャパには違いがありますので、最初にどの仲間を選んでも良いのですが、いずれにしても、この設けられているインベントリ・キャパのせいで、６０秒後に核の脅威が迫り来る家の中から、いっぺんに必要なもの全てを収集し、シェルターに直行し避難を完了すると言う、一筆（ひとふで）書（が）きルートでの収集作戦は、残念ながら実行不可能となっております( *´艸｀)

　なお、重要アイテムと仲間の位置から、その最適で最短な収集ルートを求める問題は、多くの計算資源を消費する解決困難な最適化問題の一つ、巡回（じゅんかい）セールスマン問題の一種ですので、基本的に人間の頭脳では、与えられた時間内に厳密な最適解を求める事はおよそ出来ません。

　巡回（じゅんかい）セールスマン問題やナップサック問題などの組合せ最適化問題は、「NP（エヌピー）困難な問題」とも言いますね(´▽｀*)

　この種のNP困難な問題の一種、組み合わせ最適化問題は、考え得（う）るそれとしては莫大（ばくだい）な数の解があり、ベストと言える厳密な真の最適解を求めるには、全てのあり得（う）る場合の数の中から最適な解を見つけ出すアルゴリズムと、その処理を短時間で終わらせる事の出来る計算機、コンピューターが必要です。

　つまり、こうした問題は解くのに必要な計算量が膨大なので、普通は家庭用のパソコンなどを使っても時間内には解けません。

　まあ、日本にある著名な大型フレーム・コンピュータの「京（けい）」ですとか「富嶽（ふがく）」なら、アルゴリズムと使用許可があるなら、もしかすると５秒ぐらいで解けるかもしれませんねo(*^▽^*)o~♪

　もっとも、殆どのプレイヤーは、普通のパソコンの億倍にも匹敵する富嶽（ふがく）や京（けい）のような優れた計算機を利用する事はほぼ不可能ですで、それが最序盤を攻略するキモと言うか味噌（みそ）になっております( *´艸｀)

　いずれにしても、水・食料の収集は必ず必要ですから、本作に挑（いど）まれる方は、その優れた頭脳を駆使し、何とか時間内に必要なものを準備し、核戦争後のポスト・アポカリプスな世界に備え切って下さいませ(*^▽^*)

　攻略のヒントとしましては、限られた時間内で最適化問題の厳密な最適解を求める事は、前述の通りおよそ不可能ですので、ここは「フェルミ推定」と言う計算方法と言いますか、考え方、アルゴリズムを用いるべきです。

　つまり、時間内でのベストで厳密な最適解を算出し、収集ルートの作成を行うと言う、明らかに無理で不可能な事をするのは止めておき、ひとまず人間の頭でも導く事の出来る、暫定的でおおまか近似（きんじ）解（かい）を使うと言うやり方です。

　６０秒後に核兵器で吹き飛ばされるかも知れないと言う時に、ゴチャゴチャと計算している暇は全くありませんので、おおまかに理にかなっていると言えるような、そんなベターな収集ルートの策定で対処する事をお奨めしますo(*^▽^*)o~♪