第7話 side桜田 隼

俺は、どうもあの食堂の時に和美の電話にかかってきた〈城路 翼〉に対して嫌な予感がしていた。

隼「おい、颯。城路 翼について調べてくれ。」

颯「え、わかった。」

颯は、俺に多分こいつ誰?そして何故という疑問があるだろう。

だが、俺はそれよりも何かが和美に起こっているという予感の方が大きかった。


1週間経った頃だろうか…

俺はずっと誰かに当たっていた、その理由は。

颯「あ!隼わかったぞ城路 翼の事。こいつかなりやばい。」

隼「どゆうことだ?」

颯「こいつの情報は消されていて復元させるのに、かなり時間がかかったが…こいつの親が全国的に強い組とされてる。こいつは次の組長の座になるみたいだ。こいつの幼馴染が和美ちゃんだ。そして和美ちゃんはヤクザの娘だから、簡単に手に入る訳もなく苦戦していたら、和美ちゃんの父の組の総力が弱まったのを見て、和美ちゃんの父に和美ちゃんと結婚させてくれたら力を貸すと言いに行ったみたいだ。それを聞いて和美ちゃんのお父さんは娘を売ったみたいだぜ。」

隼「ッチ‼︎それで、和美は今何処に居るんだ?」

颯「それが…和美ちゃんのGPS検索しても出てこなくて。今、広範囲で防犯カメラをハッキングして見ているが和美ちゃんらしき人物は写っていない。あっ…!隼‼︎」

隼「何だ?」

颯「和美ちゃんを攫った城路 翼っていう奴、俺らと同じ学校だった。しかも学年も一緒。」

隼「俺らをとことん舐めてやがる。あいつは、そうすると計画的に近づいて来たんだ。俺と2人で食堂で食べてる時にかけてきた電話も近くで掛けて来てたんだ。」

颯「そっか。早く見つけないとやばいなぁ」


~和美早く助けてやるからな、待っててくれ。~

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