第2話 私の自慢の幼馴染
side。。。美結
私の幼少期のお話。
私は、お父さんの転勤であまり友達がいなかった。
そのせいか、私はいつも皆んなに虐められてた。
女の子には、“あんたのその性格ムカつく。”“私の好きな子にぶりっ子すんなよ。”
男の子にも、“お前弱いよな”“色白いし、貧弱だし。可愛くねー。”
そして、私が公園でいつもの様に男の子に虐められてた時…
「ちょっと‼︎あんた達。何してる訳⁇」
“何だよ、お前‼︎誰だよ?”
「私?私は、望月 和美だけど。」
“望月って、あの望月組の娘?”
「そーだけど!あんた達次この子虐めたら助かるとは思わないでよ。」
それを聞いて逃げてった。
私には、その時この瞬間から天使に見えて私の光になったんだ。その時から綺麗だった。黒髪でスラッとしたスタイルで本当に小学生なのかと思うくらいだった。と考えていると、
「ねえ、名前なんていうの?」
「美結…松崎美結。」
「そう。私は、望月和美。宜しくね、美結。」
「えっ…私と友達なってくれるの?」と聞くと、
「美結…あのね、私は貴方と友達になりたい。てかもう、友達よ!」と言われた瞬間。
何故か自然と涙が出た。
今まで、学校で誰にも相手されなかった自分の人生に同じ年のお友達が出来たというのが大きかった。
私は、それからというもの毎日和美ちゃんと遊んだ。
学校は違っても、和美ちゃんに会えると思ったら毎日頑張って居れた。
ある日…
「美結…貴方私の前で自分を作らないで良いのよ。自分らしく居たい様にいたら?」
私は、その瞬間自分が学校で言われてた事を気にして、本当の自分を忘れてた事に気付いた。
…私には和美だけ居たら良い。
その為なら、恋愛も要らない。
そう心に誓い…。
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