好きという想いと、告白できなかった思い。絡まった心の果てに、彼女は一歩を踏み出す。 悔いの消し方⋯⋯。消せるものなんて無いんだ。何一つ。 読み終わった後に、もう一度読み返してしまう。 そうして彼女は、再び笑う。ニコリと赤い手の平で。