第13話 試験結果。

 休み明けの一日目は試験結果の返却に終われる。

 筆記試験は採点結果が、実技試験は帯状の紙に評価と順位が書かれたものが配れる。提出課題関係もこの形式で返却される。

 基本的に試験結果の返却は各担任が行うことになっていて、採点間違いなどは午前中に報告しなくてはいけないため、午前の授業は自習となる。

 学生番号順に結構な束になった結果の返却が行われる。俺は最近返球してきたから、受け取りは最後になった。

 既に受け取った生徒が一喜一憂する教室内を肩肘をつきながらぼんやりと眺める。


 オケアノス学院には各地から様々な種族が集まっている。

 教室内をざっと見るだけで、人、獣人、亜人、魔人と、見た目で判断できる違う種族が視界に入る。

 オケアノス学院自体が人族の多いノシルフィに位置する関係か、割合的には人とそれ以外の種族で半々といったところだろうか。

 それ以外の種族の内訳は、獣人が多く、次に亜人と魔人が同程度だ。

 人にしても肌や目、髪の色などカラフルだ。


 ……ファンタジーだよな。


 頭の中で呟きながら、名前が呼ばれたので席を立った。

 途中でウィズが机に突っ伏す姿が目に入り、成績が悪かった場合はどうなるのだろうか、と考える。

 実技については必修ではないという話だったのでいいが、追試があるかどうかの詳しい話やネモアやファンに確認しないといけないな、と視線を前に移した。


「ケースケくん、初めての試験お疲れ様」


 エレイ先生に言われながら渡された束を受け取る。

 筆記試験自体は十六教科分、実技試験と提出課題については結果だけが書かれているのでそれほど量はないが。

 一教科毎ではなく、受けたもの全てが一度で返されるというのは、見た目的にも気持ち的にも重い。

 解説の書かれた模範解答が黒板に貼られていて、既に数名の生徒が自分の答案と見比べている。

 俺は一旦机に置いてから、上から順番に見ていくことにした。


「ケースケさん、こちらで一緒に確認作業しませんか?」


 戻る途中でファンの呼びかけに足を止め、いつの間に集まったのかネモアやミリィのいる方へと足を向けた。

 ウィズはまだ立ち直れていない様子で、近くにはいるものの机に突っ伏したままだ。


「ウィズはそんなに悪かったのか?」

「いつものことよ。それより、ケースケはどうなの?」

「さっき受け取ったところだから、まだ確認してないさ」


 ミリィの言葉に答えながら、ネモアたちが借りていた椅子に座る。

 本来の住人は友達のところにいっているらしく、一つ頭を下げて借りるなと声をかける。

 学生時代は他人の試験結果を見たり自分のを見せたりという経験はなかったが、他の生徒もネモア達も無造作に点数や順位を広げていることから、こちらではあまり気にしないのだろうと、自分だけ隠すのも変なので普通に開いていく。


 試験結果は試験後に自己採点した点数とほとんど差異はなかった。

 実技の点数が思っていいたより少し良かったのは素直に嬉しい。

 体力がないと言われていたが、基本の型を忠実に守っていたためかもしれない。実践が低いが、型についてはそこそこ良い点数がもらえている。

 筆記だけでいえば平均八十点、実技を入れると七十点あたりだろう。


「数学が、満点って……」


 隣から覗き込んでいたミリィの言葉に、彼女の手元を見ると八十五点の文字。

 悪いわけではないみたいだが。


「僕も満点は難しいです」


 そう言って見せられたファンの答案は九十六点だった。

 二問間違いだから、それほど差が開いているようには思えないけど。

 思ったままに伝えると、まだ勉強をしていない範囲との話。実力試しのために、まだ習っていない範囲を出すのはどの先生も同じで。

 数学に関しては難しいと評判らしい。

 通りで他の筆記でも聞いたことがない問題が混じっていたわけだ。


 試験結果の平均点が一番高いのはファンだ。

 俺と同じで実技が足を引っ張ってはいるものの、割合的には筆記と課題の点数の方が高く、筆記だけで言えば平均九十五点で学年首位だという。

 次がミリィで全体平均で八十二点。同じ学年で平均八十八点の人がいるらしく、惜しくも三位だが、二位は獣人の男らしく実技で差がついているとのことだ。

 ネモアは俺と同じぐらいで、学年でいうと上位二十位以内。

 逆にウィズは下から数えた方が早いようで、あまりの落ち込みように平均点を聞く気にはなれなかった。


 追試の有無についての話をネモアに小声で確認したが、全体の平均によりかなり低い人は補習があるらしい。補習対象者は今週末に発表されるとのこと。

 一通り確認したが、特に採点間違いなどもないようだ。

 一名、諦めきれずに答案に穴が飽きそうなほど見ているやつはいるが。


「そういえば、午後の学習発表のチーム分けの時間って、俺達はどうするんだ?」


 朝の連絡の時にエレイ先生が言っていたことを思い出して聞いてみる。

 確かミリィが既に申請を出しているはずだから、時間押しては暇になってしまうのではないかと思ったのだ。

 既にチームをくんでいる場合は先に帰るとかだと良いな、という思いもあった。


「申請は通っているから、何を発表するかを話合う時間になるわ」

「チーム分けに二時間となっていますが、実際、一時間は発表内容を決める時間なんです」


 ミリィとファンの説明に頷く。

 確かにチームを分けるだけで二時間はかかりすぎているとは思っていたが、そういうことなら納得だ。


「同じようにチーム申請を出している人は、今の時間で話し合いもしていますね」


 ネモアがあそことか、といいながら指をさした方をみると、確かに試験結果の確認は終わっているようだ。

 教室を見回すと既にいくつかのまとまりができていて、討論をしているところもあった。

 初等学の一年で初めての学習発表を体験しているためか、ある程度自然にチームわけができている様子だ。


「俺たちも話し合った方がいいのか?」

「それはリーダーが決めてよ」


 ミリィに質問すると即答されて固まる。嫌な予感がする。

 ネモア達を見回すと、それぞれが頭の上にクエッションマークを出していて、視線で知らないと訴えてくる。

 全員が首を横に振るものだから、再度ミリィに視線を移すと、逆に首を傾げられてしまった。


「え? ケースケじゃないの? 私、それで申請出したけど……」


 いつ決めたんだよ。

 思わず漏れた言葉に、ミリィは俺がリーダーっぽかったからといいにくそうに答える。

 どうやら話し合いも了承も取っていなかったことに気づいて気まずいようだ。

 最後には自習室を使うときも俺の指示のもとで行なっているとか、一番落ち着いているとか、頼りになるとか、色々と持ち上げる。

 結局、ネモアやファンにウィズまでミリィの言葉に同意するものだから、多数決で俺がリーダーをすることになった。

 学習発表は初心者なんだけど、と反論はしたのだが、全力でサポートしますっとネモアが張り切るものだから、副リーダーも自然と決まってしまった。


 実際に魔法陣の実験でもうまくやっているから、チームワークは問題ないだろう。

 なぜだか少し納得が行かなかったが、リーダーをうけること自体に異論はないので深く考えないことにした。

 午後から話し合いの時間があるので、この時間は各自で発表したいことを考えるだけにする。

 最低一人一つ、意見を出してもらうからと押し切って、持ってきていた本に視線を落としたときだった。


「シルファナーン! チーム申請を出したとは本当か!」


 俺のすぐ後ろで響いた大声に耳鳴りがした。

 鼓膜の奥からキーンとなる感覚に眉を寄せながら、何事かと振り返ると顔を真っ赤にした男が立っていた。

 男はパッと見ただけでも上質とわかる布地を身にまとい、服の上からでもわかるほど良い体格をしていた。

 固い胸板にしっかりとした腕、身長も高く、光に透ける金色の髪は丁寧に流されている。

 顔も今は興奮で真っ赤になっているが、男前と言えるだろう。

 すぐ後ろに立っていた男を見てそんな感想を浮かべ、視線をまた前に戻す。

 ファミリア・シルファナーン。ミリィは嫌そうな気持ちを微塵も隠さず、むしろ気づけと言わんばかりに顔に出していた。

 寄せられた眉は拒絶を意味し、下げられた口は面倒くさそうで、無意識に体を吸っている手は不快感を露わにしている。


 ミリィの視線は俺の後ろの男に向けられておらず、斜めにそらされている。視界にも入れたくない、といったところだろうか。

 周りに座っているネモア達の表情を伺うと、みんな一様に嫌そうな顔をしていて、雰囲気から関わりたくない人物だということが伺える。

 ネモアに至っては苦笑いを浮かべてはいるものの目は笑っておらず、背後から若干黒いものが立ち昇っているように見えるのは気のせいか。


「聞いているのか! シルファナーン!」


 この距離で叫ぶとかどういう神経をしているんだ。

 俺は予想外の二度目の襲撃に耳を押さえながら顔をしかめる。


「最悪……」


 ぼそりっと呟いたミリィの声は後ろの男には聞こえなかったみたいで、尚も叫んでいる。

 今回の試験結果の筆記がミリィより上のこと、実技試験でも上位五位以内だということ、自分が貴族であること。

 どれほど自分が優れているかを一通り述べたあと、女だが好成績を収めるミリィを高く評価していること。

 自分以外にミリィの実力を活かせるものはいない、才能を溝に捨てるつもりか! 君は知性も品格も身につけている女性だろう!

 延々と続けられている言葉だが耳をきつく押さえているのにしっかりと聞こえるのは、ただ男が俺の後ろに立っているからという事実だけではない。

 教室中に響き渡る音量で、先ほどのことをつらつらと述べているからだ。


「そうね」


 しばらく響いていた男の声にミリィは眉間の皺を右手の親指で軽く押し解しながら口を動かした。

 俺は今も耳を塞いでいるから、通常音量のミリィの声が聞こえた訳ではないが、口の形からなんとなくわかる。


「では……!」

「他人を怒鳴りながら貶す知性も品格もあいにく持ち合わせおりませんので、丁重にご遠慮させていただきますわ」


 ミリィの周りに花が咲いたかと思うほど可憐に微笑みながら、その空気は冷ややかだった。

 体感温度が一気に下がったように感じる。

 貼り付けた笑顔を崩すことなくそれ以上何も言わないミリィに、クラス中の誰もが話せない空気を纏っていた。

 しかしそこは空気を読まない男。


「グリサラーサ、貴様! シルファナーンを唆したな!」


 ネモアに掴みかからん勢いで再度文句が飛び出す。

 こちらもまた黒い笑顔で対応するものだから体感温度は下がる一方だ。

 ミリィに言われたにも関わらず、全く学習しない変わらない大声で叫ぶものだがら、俺の耳の限界も近い。


「エリオットくん、何事なの?」


 流石に授業中。

 いくら自習時間とはいっても、これほど叫んでいると他のクラスの迷惑にならないはずもなく。

 エレイ先生の声にやっと後ろの音量が少し下がるのを感じた。


「先生、シルファナーンとは僕がチームを組みます」

「私はお断りしたはずよ、アロディーン」

「シルファナーン、君は騙されているんだ。グリサラーサなんかと一緒にいる必要はない」


 どんな都合の良い耳の作りをしているのか。

 ミリィが小さく暴言を呟いているのが何一つも聞こえていないらしい。あとは目も悪いようだ、あれほど近くにいて嫌悪感むき出しの顔が見えないなんて。

 エレイ先生も頭痛がするのかこめかみを押さえている。

 関わらずに傍観を決め込もうとしていた俺にエレイ先生の困ったような視線が向けられる。

 クレーム対応は苦手なんだけどな。

 エレイ先生の視線に耐えられなくなった俺は、いまだに後ろに立つ男を振り返る。


「あの、アロディーン……さん?」


 エレイ先生とミリィの言葉から、彼がエリオット・アロディーンであろうとあたりをつけて呼んでみる。

 いきなり呼び捨てはまずいだろうと、あと、面倒そうなのでさんをつけた。

 遠慮がちな俺の声が聞こえたのか、ちらりと向けられる視線。


「お前……、ケースケ・ク・グリサラーサだな。事故者の」


 転移の魔法陣の誤作動の話をしているのだろう。

 別に隠している訳でもないので、エリオットが知っていることになんの疑問も問題もないが、事故者という言い方はどうなのだろう。

 向けられた視線もどこか見下しているように感じる。

 クラスから注がれる視線も気遣わしげだ。

 視線の端に見えるネモアの顔が強張っていることから、あまり良い表現ではないのだろう。

 グリサラーサ家の貢献を受けているというだけで、エリオットにとっては敵意を向ける対象なのか、転移の魔法陣の誤作動が敵意を向ける対象なのか。


「まず、チームのことだけど。実は俺がリーダーなんだ」

「はっ! 編入したばかりのやつがリーダーとはな」

「本当にそうだよね。君に比べると俺なんて、何も知らなくてさ」

「当然だろう。俺は成績上位者で、アロディーン家だぞ。一緒にされては困るな」


 出来るだけ、尊敬していますとすごいですねと行った表情でエリオットを見上げる。

 俺は椅子に座っている状態なので、エリオットが得意げに上体を少し反らすとそれだけで顔が見えなくなる。

 実技もすごいんですね、身長も高くて羨ましい、とか手当たり次第に褒めていく。

 気が立っていたエリオットだが、褒められると満更でもないのか、満足そうに頷いたりなんかしている。


「本当、アロディーンさんとシルファナーンさんがチームを組んだら最高でしょうね」

「当然だ、お前、なかなかわかっているじゃないか」

「ちょっと……っ!」


 ミリィのことをシルファナーンと呼び、かつ、アロディーンとチームを組むことを推奨するような俺の物言いにミリィの非難の声が響く。

 エリオットは自分に都合の悪いことは聞こえていないので、ミリィの否定に反応を返さない。

 それに苦笑いをしながら、俺はミリィにむきなおり口パクで伝えた。


 ……もう少し、待っていろ。


 おだてまくる俺を苦い顔で見ていたミリィは瞬時に睨み返してきたが、小さく笑みを返しておいた。

 その時は気づかなかったが、なかなかに悪どい顔をしていたらしい。

 口をつぐんだミリィを確認しながら、再度、エリオットに視線を戻す。


「でも、残念だなぁ。いや、勿体無い、か」


 思わず、と言った具合に、褒め言葉以外の言葉を口にするとエリオットは訝しげな視線を向ける。

 それには答えず、勝手に一人で納得している俺。

 周りから見ると突然何を言い出しているんだと気になるだろう。エリオットもそう感じたのか。


「……何が、残念で勿体無いというんだ?」


 と、質問をしてくる。

 こういう素直な反応の人だとクレーム対応も楽だっただろうな、と、一筋縄では行かなかったお客様を思い出していた。


「いや、アロディーンさんも凄いですけど、シルファナーンさんも凄いですよね」

「……だから、一緒にチームを組むのだろう」

「ええ、だから。アロディーンさんとシルファナーンさんが凄いチームになるんですよね。つまりは、アロディーンさんとシルファナーンさんだったから凄い、って見えちゃうんじゃないかなって。二人だったから凄いって」

「二人だから……?」

「アロディーンさんだけでも、学習発表は凄いものができるんだと思いますけど。シルファナーンさんがいたからこそ、と見えなくもないってことですよ? だから、勿体無いなって感じてしまいました」


 俺だけがそう思うのかもしれませんけど。

 最後に付け加えるが、エリオットは何かを考えている様子でミリィを見つめる。

 ミリィは俺が持っていきたい方向に気づいたのか、小さく笑みを浮かべてエリオットに視線を合わせた。

 申し訳なさそうに眉を下げて。


「その点、俺は編入したばかりなので、シルファナーンさんに助けていただかないと、大した発表内容も考えられないでしょうね」

「……そうだろうな」

「だから、今回シルファナーンさんにお願いしたんですけど……」

「ええ、それで先に受けてしまったの。アロディーンは一人でも素晴らしい学習発表ができると思っていたから」


 俺の言葉に続けてミリィが畳み掛ける。

 エリオットは悩んでいるのだろう。もしかしたら、彼はミリィに好意を抱いているのかもしれない。

 その上、いつもはマイナス感情を向けられているであろうミリィに褒めるように今言われている。一人で凄い学習発表をしたら? ミリィは今以上に……。

 好きな人にはよく見られたいものである。

 しばらく口元に手を当てて考えていたエリオットだったが、学習発表は今年だけではないですよというエレイ先生の言葉に決断したようだ。

 俺の発表を楽しみにしておけ。それと、次は開けておけよ。とミリィに微笑みながら言って教室をあとにした。

 エリオットは別のクラスだ。


「助かったわ、ありがとう」


 エリオットが出て行ってすぐにミリィから満面の笑みでお礼を言われた。

 エレイ先生もどこかホッとした顔で、こちらに視線を向けると苦笑いをしながら少し頭を下げて教壇に戻っていった。

 いつの間にか話のように注目していたクラスメイトもそれぞれの席に戻っていく。

 俺としては問題を先送りにしただけなので、喉の奥に引っかかったような気持ち悪さが残っているのだが。

 今年の学習発表についてはエリオットに絡まれないとわかっただけでも嬉しいと語るミリィに、エリオットはどれほど嫌われているのだろうと思った。

 そんな俺の気持ちが伝わったのかネモアもそう思っているのかは定かではないが、喜ぶミリィの隣でエリオットについて話してくれた。


 長く続く貴族の家系の長男で、常に学年上位の成績を維持し、一年前に編入してきたミリィに何かとちょっかいをかけてくる。

 貴族感情の少ない学院の中であっても、オケアノス学院の建つノシルフィの貴族の中には何かと鼻にかける人もいて、その代表格がアロディーン家である。

 後見人制度をよく思わず、地位を持たない者を見下す発言をよくするのだと。

 ただし、オケアノス学院の起源がそういう感情を起こさせないように作られた学院のため、そう行った貴族は本当にごく一部なのだとか。


「貴族としては、アロディーン家の地位の方がグリサラーサ家より上のためか何かと目の敵にされているようで」

「上と言っても、若干の話よ。そんなに大差なんてないわ。ネモアも言わせすぎよ。言い返せばいいのに」


 気弱なネモアの発言にミリィがツッコミを入れる。

 ネモア自身があまり争いごとを好まない性格なので、ミリィも本気で言っている感じではないが、申し訳なさそうに眉を下げて謝っていた。

 素直すぎるネモアの反応に言いすぎたと思ったのか、言葉を詰まらせるミリィ、と見てる分にはなかな面白い。

 何にせよ、エリオットは今後も絡んでくる可能性があることは確かだった。

 精神的に疲れた俺は午前の残りを寝て過ごすことに決め、机に突っ伏した。エレイ先生に見られていた気がしたが、何も言ってこないということは見逃してくれるのだろう。

 しかし、エリオットとやりとりをしていた時間が思いの外長かったのか、十分も経たないうちにネモアに起こされて昼食を食べにいくことになった。

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