第8話 えきたいねこについての考察
先輩がいた。
形容し難いものに頬ずりしていた。
えっ……何あれ……。
先輩曰く「ねこです。」
いやどう見ても違いますよね……?
「これはねこです!誰がなんと言おうとねこです。宜しくお願いします!!」
白衣を着てゼリー状の塊を抱えて叫ぶ先輩は、きっと開発3徹目で、哀れだった。
いつも冷徹な美貌が少しだけ崩れてしまっているのがなんだか可笑しくてくすりと笑みが溢れてしまうと。にゃーん!とゼリーを持って何かを訴えてきた。せんぱいねこの破壊力は、私の腹筋に効果抜群だった。
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