第65話 Sクラスメンバー


 第65話 Sクラスメンバー


 ある日の放課後、Aクラスの上位10名が学院長室に呼び出された。


 学院長に会った事が無い、学生たちはとても緊張した面持ちで学院長室へ向かっていた。


 Aクラス10位 桜・春姫

さくら・はるひ

 女性 種族:人間 レベル:10 冒険者ランクE 職業:忍者見習い

「何かなぁ~?うちらだけ呼ばれるって、カルロスがこの前ドーム焦がしちゃった件かなぁ~?(笑)」


 Aクラス9位 カルロス・シルバー

 男性 種族:人間 レベル:12 冒険者ランクE 職業:魔法使い見習い

「いやいやいやいや・・・。ハルヒが言うとマジしゃれならんって・・・。万年呼び出されてるのハルヒじゃん!」


 Aクラス8位 セイン・モータス

 男性 種族:人間 レベル:12 冒険者ランクE 職業:技工士見習い

「まあ、でも上位組だけの呼び出しって今までなかったんじゃない?何かが攻めてくるとか?」


 Aクラス7位 レイン・ガーラント

 女性 種族:竜人族 レベル:14 冒険者ランクD 職業:騎士見習い

「さすがにそれは無いんじゃないかな~?王都に攻め入ってくる者がいてもうちらまで召集はないだろうしぃ~」


 Aクラス6位 ナミ・ガーラント

 女性 種族:獣人 レベル:13 冒険者ランクD 職業:聖職者見習い

「お姉ちゃんが言うとおりだと思う~」


 Aクラス5位 ルラネス・バラン

 女性 種族:人間 レベル:8 冒険者ランクF 職業:商人見習い

「あっしも、レインさんたちに同意。別の理由だとは思うけど、サハランさんはお父様から何か聞いていないですか?」


 Aクラス4位 サハラン・B・サルサ

 男性 種族:人間 レベル:10 冒険者ランクE 職業:戦士見習い

「う~ん。うちの父親は、数か月前に家庭教師に行って以来、なんか自信を無くして帰ってきて仕事の話も家でしなくなったからなぁ~。よっぽどのことがあればさすがに言うはずなんだけど・・・。」


 Aクラス3位 ホープ・ラインハルト

 男性 種族:人間 レベル:11 冒険者ランクE 職業:薬師見習い

「10月にある交流戦のことじゃないかな?上位組だけ呼ばれたって事は。どう思う?学院始まって以来の優秀なお二人さんは?」


 Aクラス2位 西郷院・金龍

さいごういん・きんりゅう

 男性 種族:人間 レベル:18 冒険者ランクD 職業:侍見習い

「拙者は、何も聞いてござらん。もし聞いていても、情報を軽んじて話すこともござらん。」


 Aクラス1位 メル・ヴァニラ

 女性 種族:エルフ レベル:14 冒険者ランクD 職業:狩人

「あいっっっかわらずっ、かったいわねっ!金ちゃんはっ!まあ、そういうとこが信用できるんだけどっ!!私も聞いていないわ、風の神【アウラ】に誓ってもねっ!」


 Aクラスの面々は、各々に心配しながら学院長室の扉をノックした。


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