第6章 ユフ大陸の創世7神編(全66話)

第6章 まえがき

ガザルと黒魔龍によって巻き起こされた暴虐の嵐により、エグデン王都は壊滅的な被害を受けていた。しかし、新王ゼブルンの下で、その復興の動きは目まぐるしく加速し、人々は新しい時代へと歩み出す。


ガザルの完全回復までの猶予は2ヶ月……ゼブルンは災厄の元を絶つべく、ガザル追撃隊、及び黒魔龍「本体」への討伐隊を組織することを決断した。


一方、篤樹たち探索隊は「エルフの守りの小盾」回収に 奔走ほんそうし、ついに隊としての使命を終えることに。だが、安息の時を得る間もなく、ガザルと黒魔龍を封じる新たな使命を帯び、エルグレドをリーダーに、ユフ大陸へ向かう次なる旅が始まる……


ユフ大陸で発見された創世7神の石像は、亮と香織から聞いていた通り、つい数ヶ月前まで同じ教室で過ごしていた同級生たちの姿そのものだった。


「この世界は……創世そのものから……間違っていたんだ……」


将来と希望への復興を目指す人々を嘲笑うかのように、「この世界」は終わりの時への 濁流だくりゅうに飲み込まれていく。「終わりの時に訪れる者」と予言されていた篤樹は、目の前で死に く仲間を前に、自分の未熟さと無力さに打ちひしがれ……


最終章へと向かい、物語が大きく動き出す第6章「ユフ大陸の創世7神編」(全66話)、どうぞお楽しみ下さい!

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