第2話 三十八番目の殺人現場

殺人現場は、家から五分程度の場所にある江戸川橋公園だ。酔った男を、後ろからナイフで刺して殺した。さて、無能な警察は見付けたのかな?

まあいいや早く見に行こう。今は、、、七時四十五分か、小中学生が登校している頃だ。僕の[芸術]まあ僕の[快楽]でもあるものを見ただろうか?

そんなことを考えているともう付いていた。公園の公衆トイレの中に三十八人目は居た。まだ、誰も見つけてないのかよ、、、まあいいやと思うと、たちまち笑いが止まらない、鮮血は乾いた後でも美しい、鮮血の赤色とは違う赤黒い[混沌]の色だ、そいつの苦しみが全てにじみ出ているように感じる、それが散って美しく花のように咲いている。血で染めた桜の花の様に、[苦しみの桜]とでも言うとしよう。

外に出ると、桜が咲き誇っていた。「あれには劣るな」そう言いながら僕は帰路に着いた。




彼が去った後、絶叫が迸った。



Kilil

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