第6話 フランス語には男性名詞、女性名詞がある

水谷一志(以下、水)「今日もフランス語の勉強、しよっかな~!」


教授(以下、教)「おっ、いい心意気だ。


ところでフランス語の【男性名詞】と【女性名詞】については勉強したか?」


水「それが…よく分からないんです。


日本語にはそんな区別ないですよね?」


教「その通りだ。そしてこの区別は英語にもない。


先に言っておくがこの【男性名詞】、【女性名詞】は単純に男性的なもの、女性的


なものを表すわけではないぞ。


この2つの名詞の大きな違いは、まず定冠詞にある。


英語の場合、定冠詞は【the(ザ)】と【the(ジ)】の2種類だが、


フランス語には3種類ある。


まず、【男性名詞】の定冠詞は【le(ル)】、


そして【女性名詞】の定冠詞は【la(ラ)】、


最後に複数形の定冠詞が【les(レ)】だ。


複数形の説明はまた今度にしよう。


…とにかく、【le(ル)】と【la(ラ)】の使い分けを、


【男性名詞】と【女性名詞】で行うんだ。」


水「なるほど…。」


教「あとは不定冠詞だ。英語なら【a(ア)】と【an(アン)】の2種類だが、


フランス語では【男性名詞】なら【un(アン)】、


【女性名詞】なら【une(ユヌ)】になるぞ!」


水「…ちなみに僕はよく周りから中性的だと言われます。」


教「…そんなことは聞いてない!」

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