本庄とクソババア

 大学の愚痴を言うエッセイなのに全然大学の愚痴を言っていないので言う。

 うちの大学にはそれなりにヤバい教員というものがたくさんいる。その話をする。


 あだ名は「ババア」。このあだ名の真の凄さは、「○○研究室のババア」「○○学部のババア」などの説明は必要なく、単に「ババア」と言うだけで、あの人ね、と伝わってしまうほどのとんでもないクソババアなのだ。学内でダントツトップのクソババアである。


 ババアと呼ぶだなんて女性に失礼な、と思う方もいるかもしれないが、そのババアとほぼ同い年の人気女性教員は「○○ちゃん」と呼ばれて好かれているので年齢は関係ない。そう、人間はやっぱり中身だよ。


 教育とか子供とか、そういう系の科目の教員なのだが、「元は民間で働いていたが、あまりのクソさに、社会に出してはいけないと大学にぶち込まれた」「客に暴言を吐いた」などという逸話があり、彼女の性格を見るにおそらくその逸話は真実である。


 まず、自分が電気を消しただけで怒る。


 授業の時にスライドを見せるために、教室の前の方の電気を消すのだが、スイッチを間違えて後ろを消してしまった。思わず学生が笑った。そしたらブチギレである。私語は駄目らしい。


 そう、彼女はめっちゃキレるババアなのだ。あと学生にパワハラが多い。

 例えば、外部講師に講演をしてもらった後、質問タイムに入ったのだが誰も質問しなかった。そんな時、ババアは最前列の学生の顔にマイクを当てて無理矢理質問させたのである。外部講師は引いてた。


 パワハラやで今の時代は。マイクを顔に押しつけたらあかんて。あなたが学生のころには通用したかもしれませんが、今のコンプラには通りません(あなたが学生の頃はっていう嫌味は卑怯やけどさ)。


 ちなみに、うちの大学は規模が小さすぎて、パワハラ告発の窓口とかないです。学生の窓口はあるけど、たらい回しの後うやむやにされる。


 机の上に食べ物を出すなと厳命があったので、不良の本庄は口の中にガムを入れてずっと噛んでいた。机の上じゃないからね。そんなしょうもない反抗は別として(本当はいけないので)。


 あと、めっちゃ決めつけが多い。

 後輩に聞いたら、今年の討論のテーマは「電子タバコの悪性について」らしい。すごくない? 「電子タバコは良いか悪いか」で討論するんじゃなくて、「悪性」について討論するんやで。健康被害についてはまだ学会でも議論中やのに(諸説あり)、悪いと決めつけてるんやで。

 ちなみに、ちょっとでも電子煙草を褒めたら減点。こわ。


 また、これはあくまで噂ではあるのだが、鬱のために彼女のゼミに何度か参加できなかった学生がいて、もちろん診断書を提出したのだが怒られた、と。

「やる気がないなら辞めて結構。帰れ」

 いや、やる気とかの問題ちゃうがな。鬱の人に対してやる気がどうとか、一番言ったらアカンやつやん。


 他には、保育の授業の時に、未熟児とか低体重児を障害扱いしたのもイラっとしたけど(本庄は低体重児生まれなので)、まあそれはいいや。本人と保護者の前で言わないだけマシだし……(だいぶ洗脳されてる気もするけど)。


 そりゃ、こんなババア社会に出せないよね。それで大学に閉じ込めるのもどうなのって思うけど。

 今年も大暴れしてるらしい。ババアの試験はいつも通り、保育士と看護師の試験の過去問の丸パクリなんだろうな。いつか著作権侵害で訴えられろ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る