キリエス -朽ちゆく世界と再誕の巨人-

作者 スガワラヒロ

56

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★★★ Excellent!!!

幼い頃に体験したあの緊張感と爽快感。

それは年月を減る度に少しづつ薄れていき、新作や映画を見て感心はできても再び興奮を覚える事は無くなっていました……。

まさか今、再びそれを体験できるとは思いませんでした。

いくらオマージュとはいえ、30分という限られた時間、子供向けという制約の中で作られたストーリーを、膨大な設定、緻密な文章表現と語彙演出で、大人が鑑賞するに相応しいモノに昇華させた作者様の技量は素晴らしいの一言につきます。

熱い想いが伝わってきました。


★★★ Excellent!!!

「三分間のヒーロー」といえば何を思い出しますかって問いかけは、多くの日本人にとっては愚問でしょう。知ってて当然。特に男子にとっては必修科目です。

単にその三分間をどかーんと書いただけなら、ここまで魅力的な、続きをついつい読んでしまうようなストーリーにはなりません。たったひとつの例外(あえて「ひとつ」と書きますが)を除いて、全登場キャラクターが恐ろしく人間臭い。いや、人間なんだから当たり前だろって言いたい気持ちもわかるのですが、関係者を一人ひとりここまで明確鋭利に書くとは……正直、この感触は読んでいただければ分かると思います。書きすぎず、かつ、不足もなく。恐ろしく計算されたバランスだと思います。

本作は、戦うヒーローそのものよりも、その周辺を固める人物や事象に非常に重きを置いたものになっています(と、感じました)

それゆえに、私は正直「シン・ゴジラ」のような緊迫感・緊張感を持った世界を頭の中に描きました。某星雲の人のそれよりも。

必死に戦う人間、足を引っ張る人間、冷静ときに冷酷に判断する人間……。とにかく人間が人間臭く、それが非常に魅力的に見えました。

続きもぜひ読んでいきたいと思います。

※ちなみにこれは「第三話 ECO出撃す」まで読んでのレビューです

★★★ Excellent!!!

脳裏に動画として流れていくような描写に、高い語彙力。
読み進める手が止まりませんでした。

ファンタジーには独自用語がつきものですがキリエスはとっつきやすく、匙を投げることもありませんでした。

特におすすめなのが戦闘での描写がすごいこと。

一つ一つが丁寧に書かれていて、本当に映画のワンシーンを見ているような気分でした。

とても良い作品に巡り合えたことに感謝です。

★★★ Excellent!!!

光の巨人、という単語にピンと来たそこのお方。是非にこの作品を読むべきです!

故郷を「怪獣」に焼かれた主人公・和泉眞は謎の少女に導かれ、光の巨人「キリエス」に変身し怪獣と戦う力を手に入れます。
バトルシーンの手に汗握る格好よさはさることながら、普段は特殊部隊の隊員である彼の隊員としての描写もとてもリアリティがあって引き込まれてしまいました。
中にはとても残酷な現実に直面するようなシーンもありますが、そればかりではありません。主人公を応援したくてたまらなくなります。
また、現段階の最新話でメインとなっている新キャラ二人組がたいへん可愛くてこちらは別の意味でニヤニヤと応援したくてたまらなくなってしまいます…。

それはさておきとして、主人公に意味深な言葉を残す謎の少女ナエは果たして何者なのか。
キリエスとは何なのか。
眞はこれからいったいどんな敵と戦い、世界はどうなってしまうのか?
これからも目が離せません!

★★★ Excellent!!!

数多ある特撮ヒーロー小説の中で、群を抜く筆力とストーリーテリングによって紡がれた、素晴らしい英雄譚の始まりです。

正統派からジュブナイル、トラウマ間違いなしの物語まで、特撮好きの心を熱くするニューヒーローの誕生に大いなる声援をおくりましょう!

頑張れ、キリエス!

負けるな、キリエス!

闇を撃ち砕く光となれ!