【鼻先から生えた大仰な一本角、岩盤をそのまま貼り付けたかのような体表、力強く大地を踏みしめる太い四つ足――いみじくも唯が漏らした通り、そいつの格好はサイに似ていた。

　焼けたような赤褐色と、森を翳らせるほどの体躯を別にすれば、だが】

◆基本データ◆

　コードネーム：ディゲラス

　種別：原始怪獣

　身長：52メートル

　体重：5万8千トン

　登場エピソード：第三話「ＥＣＨＯ出撃す」

◆解説◆

　御嶽山の地底に潜んでいた怪獣。絶滅した古代生物「アルマテリウム」の生き残りがマグマのエネルギーを吸収して成長した姿であり、出自からもわかるとおり純然たる地球の生物である。

　重量級だけあってパワーとタフネスは抜群で、その体格を活かした肉弾戦を得意とする。また、地中を掘削するために角から高周波を放つ能力を発達させており、これを攻撃へと転用した飛び道具「破砕振動波」もきわめて強力。地下の圧力に耐えて硬質化した皮膚はレーザーをも通さない。

　長い眠りから目覚めて後、ＥＣＨＯの攻撃を退けながら食糧を求めて南西の方角へと進撃。名古屋都心部でキリエスと激突した。

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