第3話 ここはどこ?2回目
「うわっ!まぶしっ!」
さっきまでいた暗いところとは光度が変わり、僕の目には大量の光が入ってきた。
そして目を少しずつ開けていき、目を慣らしてそれから周りを見渡す。
うーん。
「普通の街と変わらないかな」
ボソッと呟く僕に対し、いや、よく見ろ!と幻は言っている方向に指をさす。
僕は目を凝らして、二歩三歩と近づいてみる。確かにそこには変わったものがあった。手のひらサイズの光の玉でゆらゆらとロウソクの火の様に揺れていた。なにこれ⁉︎すご!
ちょっとテンション上がってきた。
「これっ!触ってもいい?」
「ダァーメ。見ず知らずのもの触ったら」
「はーい」
それからしばらく光の玉を眺めていた。
不思議だなぁ。ゲームで言ったら聖属性の魔法とかでありそう。
アンデットとかに効果抜群だろうな。
「おーい聡いつまで見てるんだー、とりあえず先に進むぞー」
「オッケー、てか行く場所知ってるの?」
「うん」
「え?知らないて言うの予想してたんだけど」
「まーなんだ、色々イレギュラーだからさ、そのへんの事情は歩きながら話そうか」
僕らはてくてくと歩みを進める。
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