死神候補
梶丸
第1話
プロローグ
まず、今から書くお話は自殺を進めるものでは
無く、かと言って、止めるものでもありません
このお話は何処にでも溢れてる、中年の妻子持
ちの男性と死神が主人公のお話です!もしも
死んだ先が有ればこんなのだったら面白いかなぁ
って書いてるので実際死後の世界がある分かり
ませんがしばらくお付き合い下さいませ!
????
私は我に返った。
[???]
ココは?何処だ??俺は確かに????
事は数日前にさかのぼる、
「天野康介」(あまのこうすけ)
私の名はあまのきょうすけ、怪我で数年前か
から、仕事が出来ず、ただ病院と自宅の往復
をしていた、もう何年も、通った道を、
ふっと、昨日の事を思い出す、
「京子」(あまの きょうこ)
あなた、仕事行かないなら、家の事を少しは
してよ!
(いつもの小言だ最近は特に酷くなってきて
いる)
[???]
場面はまだ切り替わった。
「龍介」(あまのりゅうすけ)
最近めっきり、会話が減って、何が話しても
帰って来る言葉は[へぇー、あっそ、]
と言う単語が殆どで、私とは、話したがらな
い、母親とは馬が合うらしく、私が居ない時
は、テレビを見ながら笑い声とバカ話をして
いるのが、聞こえて来るが私がリビングに
入ると、その声がだんだん止んで、気がつく
と、独りぽつんとリビングでテレビの声だけ
が虚しく響いていた。
[???]
また場面が変わった、
「果歩」(あまのかほ)
[お父さん、遊ぼうよぅ、お話しよ!]
(果歩かそう言えば家で1人でも平気だったの
はこの子のおかげだったなぁ、あまりお話
も遊んでもやれなかったっけなぁ!)
[???]
(!!!!!!まてよ、何でこんなに場面が
変かわるんだ、まてよ、どっかで聞いたこ
とが有るぞこれは!!!そうだ走馬灯って
やつだ!どさ!!)
「通行人A」
[人が落ちたぞ!救急車を早く呼んでくれ!]
「通行人B」
[分かった、](ズボンから携帯を出し連絡を)
[もしも、救急車をお願いします!人がビル
から落ちてきました、はい?〇〇町です]
[???]
(あそこな居るの俺だよなぁ?何であそこ
に??あれ?何か真っ暗に………)
そのまま記憶も何もかも闇の中に消えていっ
た
死神候補 梶丸 @kazii
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