第3話 村での最後の晩餐
亮平からしたら、松原家以外心の村の人は
好きでは無かった、理由は父が病なのを、
まるで戦争に行きたくないから、仮病と陰口
を言ってるのを知っていたからである。
それもあって父は余計に自分自身の身体が、
弱いのを嘆いて、2人の息子を戦争に行かせる
事になったと悔やんで自分自身許せないと思っ
ていたからである。
この時代の食事は質素倹約が浸透して、お米
を食べれる、家は米農家か政府にコネがある
人、闇市で儲けて、そのお金で買うしか無かっ
た(作者はこの小説を書くに当たって書物、
インターネット等見てるうちに、思ったのが
天皇を筆頭に国の重要人物、軍人のトップ達が
贅沢している事に怒りを覚えました。)
この時、隼平の出征祝いも、あって兄が気を
使ってお酒、肉、野菜、お米等を上層部に掛
け合って、実家に送ってくれていた。
その為か、普段なら来ないような人まで居た
隼平が部屋に入ると、上座に、父と共に座
って
(この時父が隣に座ると頑として譲らなかった)
その傍には松原家の人達が座っていた。
主に仲が良い或いは悪く思ってない人達は、
父のそばまで来て息子の晴れ姿を褒めたり、
父の病気なのに、寝てないで良いのか辛く、
無いのが気にかけに、傍まで来て聞いていた
がただ酒や、世間体で来たものはそそくさと
下座に座り、まだなのかっと、周りを見ていた。
或いは、上座の周辺の人達に聞こえない様に
父が起きている事でやっぱり、仮病ではない
かと噂をしていたりして、時間を潰していた
それに気づいた、妙子が一言、言おうと、
立ち上がろうとした時、母がいち早く、制した
「妙子の母」
(妙子の耳元で囁く)今日は亮平君のお祝いよ、
妙子がそのお祝いを壊すの?
(そっと亮平と父親の姿を見て考え直す)
そして、亮平の父が宴会のスピーチをする事となった
「亮平の父」
今日は亮平の晴れの日にお集まり、誠に感謝します
(亮平と父が共に頭を下げた。)しかしまだ亮平は
子供なので、間違いや経験不足で皆様にご迷惑かけて
しまいましたら、温かく、見守って頂けば、幸いです
それではかんぱーい!!
宴会が盛り上がって、料理とお酒が無くなりかける
と、それまで居た、世間体だけで来ていた、人達が
1人ずつ帰って行き、残ったのは、松原家の人達と
日頃仲良くしている人飲みとなって、「それまで隠し
て置いた、」料理とお酒を出し皆で最後の別れを惜しんで
過ごした、亮平は最後の仲の良い人達とお酒を酌みか
わしたり、して最後の別れを惜しんでいた。
そんな姿を亮平の父は寂しげに見ていた。)
その後父も限界に近づいて、妙子の手を借りて自分
の部屋に戻って行った。妙子が戻るとそろそろ
電車の時間で亮平は荷物を取りに2階に戻っていた、
その話しを母から聞いた妙子はそっと後を追
っていたが、亮平の悲しげな声が聞こえて、
声をかけずに、そっと入口近くに隠れた。
「亮平」
兄ちゃんごめん·····、ごめんね、兄ちゃんとの
約束守れなくって、ごめん、(零戦に乗って
微笑んでる、兄の写真を握り締め、小刻みに
震える手を見ていたら、さっきの宴会で必要
以上に明るく微笑んでる亮平がいかに無理を
していたかが分かるから余計に悲しくって、
今の姿を見ているのがあまりにも辛すぎて、
そっと後ろから 、母のような優しさで、
そっと後ろから抱きしめ、震える手をそっと
上から優しく亮平のてを握っていた。
「妙子」
今の時代が戦争じゃあ無かったら、亮ちゃん
…こんなに苦しまなってもよかったのに、な
んで今戦争何だろ、何故戦う事でしか空を飛
ぶ事が出来ないだろうね、そしてそっとお互
いの唇が重なった、そしてその頃1階では、
亮平の父と妙子の母が悲しげにお茶を啜りな
がら考えていた。
父と母同じ子を持つ親として、これ程不憫な
ことは無い、父は2人の息子に死線を何遍も
越えさせ、もし願いが叶うなら自分が行けた
らどんなに良かったのだろうと、
何故戦争なの起こったのか、何故未来ある若
者を戦場に祝福などして送り出さねばならぬ
のか?子を持つ親は皆そう思って、心の中で
身が引き裂かれるような苦しみの中無理に笑
顔を作って、未来ある若者を戦争に送り出し
て来た、近い将来負けて、何もかも無くなる
のを知らずに
哀しき、旅たち(作者論)
[普通旅たちは希望に満ちたものが多いの
ではなかろうか?]
(亮平の旅立ちは、人殺しになる為のもの
現代を生きる作者の私から見たら、何と哀
しく何と何と愚かな物であると思います、
空に憧れ自由に大空を飛びたいと言う夢は
、戦闘機のパイロットイコール人殺しがこ
の時代の戦闘機乗りであり、そこに誇りが
あるとは私にはとてもおもえないテレビ番
組よく聴く第二時戦争退役兵士の方の話の
中で生き残ったのが恥ずかしい、死んだ仲
間に申しないという場面等を皆さんと見た
人はいると思いますがあれっておかしくな
いのかな?
そう思うのは作者(私)だけなんだろうか??
私から見たら、運良く生き残れてその後の
復興に頑張った、人達であって恥じる事で
は無いと思いますし、「仲間に申し訳ない」
と思うのは、分かります、自分だけいきのこ
ったら、私でもそう思うと思います。
今はあまりに特番になることが減った戦争の
頃の話、それや映画などで聞いて私が印象に
色濃く残るのが、靖国神社です。
一部の外国人の嫌がらせや、変な印象のある
のですが、確かにA級犯罪の人も居ますが、
特攻で死んだり戦死した人も祀られてるの
だから、首相や天皇が行くのは当たり前
だと私は思います。国を守った、若者たち
が眠る地、でもあるのですから!
ちなみに作者は右翼とか左翼ではありま
せん!(汗)どこぞの国の言いがかりで
お金欲しさに言いがかり見たいに言ってる
それを止めることの出来ない体質にはどうかと
思いますけど!
さてさてこんな愚痴を何時までも言わない
で物語を進めます!
その後そんな事があったとは、思わせないぐらいに
2人はいつも通り、1階に降りて、先に妙子が玄関から
外に出ていって亮平は最後に父な出発の挨拶を
済ませて、玄関に向かい、外に出ると松原家の
親族と最後まで残っていた、青木家と松原家と
親交のある人達が、左右に別れて亮平を待って
いた。
亮平が玄関を出ると一斉に万歳三唱とエールが
して、その真ん中を亮平はお礼を言いながら、
通って行った。
「集まった皆様
」
亮平君頑張れよ!、身体に気をつけてね、
そして、通り終わると踵を返して、皆に、
「亮平」
皆様今日は沢山の祝福、声援ありがとうござい
ました!私青木亮平は皆さんの為にもお国のた
めに頑張って参ります
(亮平はそう言うと深々と頭を下げた。)
そして、そのまま駅えと、妙子と妙子の母と
3人で向かうのであった!
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