3話目 ある瀬 琉生
プルル…プルルっ
お母さんの携帯からの音だ
「仕事?行ってきていいよ?」
母「ごめんなさい、琉華。
久しぶりに2人でご飯食べられるかなって思ってたけど……」
「いいよ、大丈夫だから!
仕事…行ってらっしゃい!」
母「ありがとう!
スマホには琉華用で色々設定してあるからね!
お母さんの電話番号も追加しておいたし!」
「わかった、それより行かないと、でしょ?」
母「そうね……
じゃあ行ってきます!!」
「うん!行ってらっしゃい!」
ガチャんっ
シーンとなる家。
いつものこと…
久しぶりにお母さんと話せて、心が暖かいなぁ…
「あ、ご飯のために買い物行かなきゃ!」
ガチャん…ガチャガチャ
外に出て家の鍵を閉めてスーパーへレッツゴー!
【スーパー】
「今日は肉じゃがを食べたいなぁ…
肉じゃがにしよ」
?「あれ?君って綾瀬さんだよね?」
と、後ろから聞こえた、ちょっと低めな声
振り向くと、ある瀬さんだった
そう、学校の中で1番のイケメンでみんなの王子。
「綾瀬…だけど、?
何??」
ある瀬「だよね!よかった、!
綾瀬さんとは話してみたいと思ってたんだ!」
「そう。私は別に話したいなんて思ったことないけど…」
ある瀬「あはは…苦笑
それより今日肉じゃが?
僕肉じゃが好きなんだぁ!!」
「ふーん…」
学校の王子が肉じゃが好きかぁ…
意外だなぁ…
ある瀬「あ、帰り送っていくよ!」
「いい。別に大丈夫。」
ある瀬「でも暗いし!女の子を歩かせるわけには行かないよ」
「……勝手にして」
ある瀬「じゃあ、送るね!」
と、会話がなく私が前を歩いて
それを王子がついてくる感じ…
ストーカーかって…
家の前で王子(ある瀬)が驚いたように言った
ある瀬「僕の家の隣…??」
「えぇー………」
これ以上いじめられそうだから
王子さん引っ越して〜
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