2話目 やってきた地獄。

がららっ


私が教室の扉を開けると


女「うわっ、来たのかよ笑」


男「あやこーつってなぁww」


正直に言うとばかみたい。

小学生みたいないじめをして

いじめるならもっときなよ

って思っちゃう自分がいる


キーンコーンカーンコーン


先生「席に着け〜お前ら〜」


私へのいじめはみんなの王子〈ある瀬 琉生(るい)〉

名前が似てるからっていじめ。

まぁ、そんな大したことないんだけどさ…


上履きを隠したり教科書に落書き。

机にも落書き。

みんなから口をきいて貰えない。


ただ、それだけ。

でも、私にとっては地獄だ。


上履き探すのめんどくさいし

机の落書き消すのも一苦労だし

教科書なんてお母さんに毎回頼まないといけないし……


------------


やっと学校が終わり放課後。

私は部活など入っておらず帰宅部。

上履きなど隠されないように自分の鞄に

いれている。臭いけど。


ガチャ


と、家のドアを開ける


「ただいまー………………

なんて誰もいないのに」


母「やだなぁ笑

1人にして悪く思っているわ、ごめんなさいね、琉華」


「お母さんっ!な、なんで!?仕事は!?」


母「早く終わらせてきたのよー!

それに渡したいものがあって!!」


「渡したいもの……??」


母「そうよ!はい!これ!」


お母さんが箱を渡してきた

中身を見ると……


「!!

これ!スマホ…?」


母「そう!スマホよ!

琉華って家だといつも1人でしょ?

スマホを持っていれば私の仕事の休憩時間でもメッセージとかでお話できるし!

なにより、ネット上でお友達とかも!

琉華ってば真面目すぎるんですもの笑

それに!!最近の子ってスマホを早く持ち始めるって言うし!」


「ありがとう…お母さん!!」


お母さんは大人しそうに見えて

実はお話するのが好きだしほっとくとベラベラ喋ってるw


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