「月が綺麗ですね」という言葉は有名だが、今地球に住んでいる人間にとっては夜空に月があるのは当たり前のことだ。綺麗だとは思う時もあるだろう。だがその景色に恋い焦がれはしないだろう。夜になればいつでも見れるのだから。もし地球がなくなり、夜空に浮かぶ月が無くなれば人は恋い焦がれるようになるのだろう。無くなってからじゃ気づけない、だからこそ恋い焦がれる。
住めなくなった地球。それが過去となった、「地球を知らない子どもたち」は月を見て一体何を思うのだろうか?淡々と語られるその当たり前な、非日常。その独特な世界観をぜひ多くの人に感じてほしいです。