あとがき
『先輩、素直にはなれましたか?』を読んでいただき、誠にありがとうございます。
この話は小学5年生の男女が出会って、お互いがお互いを片想いする両片想いをして、すれ違い、最後は別々の人と結ばれる。そんなバッドエンドなお話です。彼・彼女にとってはそれはそれで良かったと思っているあたり、メリーバッドエンドというものなのかもしれません。
きっとただ結ばれただけでは、別れるにせよ別れないにせよ、特に話題性のあるような話にならなかったと思います。仲のいい男女が異性として気になって結ばれる。そんな話だったら彼らは小学6年か中学2年のエピソードで結ばれてることでしょう。けれど結ばれなかった。
広瀬先輩は拗らせた結果と言いましたけれど、自分の気持ちに素直になれなかったばかりでなく、ライトノベル主人公顔負けの相手の好意に気付けなかったのが良くなかったのだと思います。
ま、話を聞く限り月見里さんも気付いてアピールばかりで積極的に動かなかったってのもあるでしょうけどね。
それにしても広瀬先輩、大学生時代は暗黒時代って言ってましたけど、こう言っちゃなんですけどもモテ期じゃなかったんですかね。少なくとも4人以上は女性の影がどうこうって話を聞きましたよ?
タグからしてそうなのですが、この話は広瀬先輩から聞いた話と過去のメール、某メッセージSNSアプリのログを元に作った98%ノンフィクションです。残りの2%のうち1%はイントロとアウトロ、もう1%が事実と話の整合性が合わない部分の補完です。資料が膨大だわ補完も大変だわで書き上げるのに4ヶ月かかりましたよ。
それと10年以上もの期間を描いたノンフィクションであるため、現実に起きた事件や災害が発生したり、時に巻き込まれてもいます。そうした話は書くに書けないのでカットさせていただきました。ご了承ください。
また、作中の曲名および作曲者ですが、実在の人物ですのでグレーな部分が多く、出しても問題がなさそうな第二次世界大戦以前の人物と曲名しか記載することができませんでした。合わせてご了承ください。
2人の話はこれからも続くでしょう。書くことができないのが残念です。
ですが、それはそれ。もう少しだけ書ける話題はあります。そう、広瀬先輩意外の視点での話です。
広瀬先輩からお話を伺った後、月見里さんからもお話を聞かせてもらいました。
そんなおまけを連載終了後も不定期に更新できたらなと思います。
それでは、ここまで読み進めていただき、ありがとうございました。
2019年7月 岡
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