水仙花みるや水洟垂らしつつ

【読み】

 すいせんくわみるやみづばなたらしつつ


【季語】

 水仙花(晩冬)


【大意】

 鼻水を垂らしながら水仙を見るのであった。


【附記】

 水仙という風雅なものと水洟(鼻水)という卑俗なものを取り合わせた単純な趣向である。なお「水洟」は三冬の季語とされる由。


【例句】

 水洟や鼻の先だけ暮れ残る 芥川龍之介

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る