おもしろく秋の風ふく団地かな
【読み】
おもしろくあきのかぜふくだんちかな
【季語】
秋の風(三秋)
【大意】
好奇心をくすぐるように団地に秋の風が吹くことである。
【附記】
干されたふとんが風にあおられるさまなど、目にした光景を即興的に句にした。あることがおもしろい(興味をそそられる)か否かは主観に属することに違いないが、ここではわたしがそう思ったというその心の動きを問題にしようとしている。
推敲前、上五「見てをれば」。過去作との類似を嫌って修正した。
【例句】
秋風の心動きぬ縄すだれ
おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな 芭蕉
おもしろき秋の朝寝や亭主ぶり 同
おもしろさ急には見えぬ薄かな
おもしろくふくらむ風や鯉幟 正岡子規
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