中学三年生の湖原雪作は、勉強は苦手で運動能力も平均的と言う、どこにでもいる男の子。そしてそんな彼の家の隣に住んでいる女の子、古河原美麗は、美人で頭もいい、誰もが憧れるお嬢様。美麗と幼馴染であることは、雪作にとって他の同級生には無い大きな特権です。
一緒に登下校し、クラスでも部活でも仲のいい二人。マイペースで少し天然な所もある美麗と一緒に過ごす時間は、雪作にとってかけがえの無いものです。
幼い頃からずっと一緒の友達同士。そして中学校生活も残り一年となった頃、二人の関係に少しずつ変化が……
一緒にいて緊張するわけでもなく、自然体で接する二人の姿はほのぼのとしていて。だけどドキドキするポイントはしっかりと押さえている今作。
友達としての仲良しと、恋に発展しそうなキュンが詰まった、ゆったりほのぼのとした恋物語です。
平凡な男子中学生、湖雪作原雪作と、小さい頃からその隣に住に住んでいる同級生の可憐なお嬢様、古河原美麗。
この誰もが羨むシチュエーション。そこから期待されるような、仲良し幼馴染ならではのエピソードがいくつも展開されます。一緒の登下校、家族ぐるみの付き合い。他の人物を交えた恋バナなど盛りだくさんです。
では肝心の二人の恋はと言うと、それがなかなか発展しません。雪作が恋に対してあまり積極的で無いのか、それとも美麗のクールでミステリアスな態度が気持ちを読みにくくさせているのか。
しかしそんな恋人未満の二人と言うのも、それはそれで良いもの。自然体なやり取りが微笑ましかったり、たまに出て来るアピールにジレジレしたり、まだ付き合っていないからこそえられる胸キュンが満載。
いつも隣にいる、誰より大切な人との日常系ラブストーリーです。