第5話 混乱
モスクワ 9月21日
「なに!それは本当か!?」
「本当です、今日午後、ウラジオストクにて国籍不明船が寄港しました」
「彼らはどこの所属だと言っている?」
「ブルスト王国、、、だそうです、おそらく、、、」
「そうだな、、、元々この世界にあった国家だろう、それで、技術力などは?」
「船はどうみてもルネサンス期のものでしたが服装が近世ぽかったので技術力は産業革命初期とみていいでしょう」
「ふむ、それで?そのブルスト王国とやらの船にはどれくらいの人が乗っていた?」
「約1万人です、船数は45隻で50m~100mくらいの木造帆船でした」
「船員の見た目は?」
「服装は先ほどのとうりで、肉体的な所ではほぼ地球人と同じですが、少し背に差がありました」
「彼らの目的は?」
「おそらく目的は彼らのリーダーである『特使』と、呼ばれている者が知っていると思いますが者が、理由はわかりませんが気絶したため彼らの要望で正式な話し合いは翌日にとのことです」
「そうか、、、とにかく同盟各国にこれを伝え、近いうちに首脳会談をひらいきたいと伝えろ、そのブルスト王国の連中には現地の同盟外交官に対応させろ、判断はそいつに任せる」
ワシントンD.C. 9月20日
「なんと!そんなことがったのか?」
「ロシア大使によると彼らはブルスト王国の者だと名乗り、45隻の木造帆船の艦隊だそうです、ロシア大使もいっていましたが、おそらく彼らは、、、」
「この世界の原住民、ということだな」
「首脳会談の件は?」
「もちろん了承する」
その他の加盟国でも同じようなことが決まった
一方少し時間的を進めて
ブルスト王国 王都ブル
「ほ、本当にこれが転移国家の『ろしあ』とやらが作った鉄か?」
「はい、それもこれはかなり放置された物です」
「し、信じられん、こんな品質の鉄を作る国家ならすぐにでも第1文明圏に入れるぞ」
※この世界では人口・国土面積、そして鉄の品質によって格付けされている。
「なんとか不可侵は結べましたが、貿易は調整が必要です、さらに彼らは『ゆーらりか同盟』とやらを組織していてそれと結ぶかどうかと聞いています」
「ウーム、それはおいおいやるとして、同盟ということはほかにも転移国家があるということだな?」
「はい、『ろしあ』を含め、18ヶ国だそうで同盟総人口は約7億6000万人で総国土面積は4297万㎢だそうです」
「なんと、、、そんななのか、しかしこのことをそのまま公表しても信じない準列強や大国が隷属化など叫ぶかもな、、、」
「陛下、では、彼らを今度開かれる軍事演習に呼んでは?」
「うむ、まぁ、今思いつく中だとそれが最善だなぁ」
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