第2話謎の窃盗犯?
スーパー銭湯で再開した二人
(なんでここにカズキがいるの?)と気まずい顔をする彼女、彼も同じく気まずい顔をしていた。
なぜこんなににも気まずくしているかと
言うと、実はこの二人高校の時に付き合っていた。元カップル同士であった。二人が出会ったのは高校2年生の春彼女が自転車で登校をしていた時だった。この時期は春と言うこともあり、あたり一面に桜が咲いていた。
そんな中一番彼女が好きだった場所は
花見の観光スポットと言われている。
タヌタ公園ここはお花見シーズンに
なると、人で賑わう公園だ。
ここは4月の3日と4日は、祭りが開催され
多くの人がその祭りに参加する。彼女も
よく参加していた。
そんなある日いつもより早く家を出たため、
タヌタ公園で花見を見てから高校に行こうと
思っていた。タヌタ公園は彼女の家から
自転車で15分くらいの所にある。
そこの公園に着いた彼女は
すぐさま寝転んだ。
ここの公園は芝生で覆われているため、
寝転ぶのには快適である。
彼女は眩しい太陽の光と美味しい空気をを吸って今にも寝そうな時だった。
一人の青年が桜の木の下に、近づいてくる。
それに気づいたのか起き上がる彼女。
(あれってうちの制服じゃ?)
その次の瞬間突拍子もないことが起きる。
その青年は、右手を上げて、さくらの木の枝を引きちぎったのだ。彼女はその光景に、
驚きを隠せなかった。彼は引きちぎった
桜の木の枝を捨てて次の枝を引きちぎ
ろうとしていた時このままじゃまずいと思った彼女は「何してるの」と大きな声を上げると彼はその声に反応をし振り向いた。
彼が振り向いた先には睨みつけている彼女の姿があった。
彼女は睨みながら彼の方に歩いて行く
彼はその時、獲物を狩る表情をする彼女に
彼は危惧の感情が芽生えた。
彼はその場から一旦逃げた。
彼女は彼の後を追った。
何故こんなことまでするかと言うと
桜は日本の宝と昔から言われ続けている。
日本の宝を日本人が傷つけていいとは
彼女自身思ってはいない。それに先ほど桜の木の枝をを引きちぎった青年は
どうやら彼女と同じ高校の生徒に間違いないみたいだ。彼女はその彼が気になり、後を追った。
5分後彼の背後姿が見えた。
さっきよりもスピードを出す彼女。
逃げている彼は人の気配を感じ背後を向くと猛スピードで走る彼女に彼は(チーターかよ)と心の中で呟いた。
彼女から逃げるように彼もスピードを
早めた。だが次の瞬間一旦止まった彼女は、助走出来る所を見つけ、勢いよくジャンプをする彼女。
彼女のジャンプは人並みと比べ、遥かに
ジャンプ能力が高く、彼を通り越し彼の前に着地した。
その光景を間近でみた彼は(次はヒーローかよ・・・)と思わず呟いた。
彼の目の前に着地した彼女は
「逃がさないわよ」と彼の方を
見てニヤリとした。
これが彼女と彼の最初の出会いだった。
その後付き合う二人だか、
高校3年の時あることがきっかけで
別れることになる。
二人が別れることになったきっか
はまた今度にしよう。
現在に戻る。
二人が気まずそうにしていると
今日ロウリュウを担当するアルバイト青年が
「ロウリュウ開始時間まであと10分後になります。」と言うと彼女は(10分長くない?)と思っていた。周りの人も「こんな熱いなか10分もいさせるの」「まじかよ」となげく。どうやら彼女だけではなくロウリュウに参加する人達全員がそう思っているみたいだ。
ロウリュウをやる部屋は気温が高く、湿度も高いため、ずっと中にいると言うのは正直厳しく。ほとんどの人が外に出て、水分補給をしていた。彼女もずっとその部屋にいることが出来ず。外に出て冷蔵庫に入れてある飲み物を取り、ソファに座って飲んだ。彼も彼女同様にずっといるのはしんどいと思っていたため、外に出た。彼も冷蔵庫に冷やしていた飲み物を取り出し、彼女が座っているソファに来て「隣良いか?」と彼が彼女に言うと、
彼女は少し驚きながら「え!あ・・・うん
どうぞ」と言い彼女の隣に座わる彼。
彼女は内心少しドキドキをしていた。
それは、当時付き合っていた時に感じた
ドキドキだった。(てかなんで隣?)と少し
疑問に思った。
彼女は水を飲んでいる彼の方をチラッと見る。(合うのは高校以来だけどやっぱり時の流れは感じるなぁ凄い大人になった気がする。)彼女は自然と彼の左薬指に目が行く。
そこには指輪が嵌めてあったそれを見た
彼女は(やっぱりそうだよね結婚してない方がおかしい)と思う彼女であった。
そんなとき彼が彼女の方を向き
質問をしてきた。
「おまえいつもここに来ているのか?」
と言うと
彼女は「ここが銭湯の時に
来たことがあってスーパー銭湯に改装されて
からは、初めて来る。」と言うと
彼は「あまりこういう所来ないのか?」と聞くと彼女は、「来ないねまあ銭湯の時はお気に入りのお風呂があったから来ていた
けど、スーパー銭湯になってからはお気に入りの居酒屋が出来て、そっちのほうに足を運
ぶことが多くなって」と言うと
彼は「居酒屋かここ最近は行ってないな」
と返す彼。
(でも最近あのことがきっかけでこのままじゃダメだろうなぁて思うことが多くなったん
だよな)と下を向きため息をつく彼女。
彼女の様子が気になったのか「大丈夫か?」と彼女を気にかけると
「大丈夫、大丈夫!」と笑顔で返した。
彼の前では笑顔を見せるが、内心凄く傷ついた彼女あの件から35歳になる前に結婚をしようと思う彼女であった。
彼女は(あれさっきから話しているけどさっきみたいに全然気まずくないかももしかして…)
彼女はこの時思った。気まずくしないように
彼自身が話しをふったり気を使っているのではないかと
(もしそうであれば、学生の頃と変わて
ないな…)彼のそういう優しさが好きだった彼女。
彼が質問してきたため、彼女もキャッチボールをするために彼同様質問を返すことにした。
「カズキはここによく来るの?」と彼女が尋ねると
彼は「ああ俺は結構来るよ週に3回とか」と言うと。
彼女は「やっぱり奥さんや子供さんと
来るの?」と言うと
彼は驚いた表情で「え!」と返すと
彼女は左薬指に嵌めている指輪を指した。
「結婚してるんでしょ」と言うと
彼は左薬指の指輪を見て「あ・・・来るよ休みの日にとかにな」と返す。
それに対し、彼女は「そうなんだ」と返した。
だか彼女はその時ある彼の表情を見過ごしていなかった。
それは目が泳いでいることと、冷汗を
かいていること。
そんな彼の表情を見て彼女は
何か怪しいと疑惑を持った。
この後なぜ彼があのような態度をとったか
がわかることになる。
昔のように話していると「まもなくロウリュウが始まります。とバイトの青年が声をかけた。外で水分補給をしていた人達や話してた
人達は、部屋の中に入っていく、
彼女と彼も部屋の中に入る。
その12分後部屋を出てきた参加者が
向かった場所は、氷と書かれている
部屋だった。(クールダウン)ここの部屋の気温は23度前後になっているため。ロウリュウで身体が火照った後はここが最適である。バイト社員が団扇で扇いでくれるため
涼しさが増す。
身体の体温が下がった後。氷(クールダウン)部屋を出る参加者。
彼と彼女も参加者同様に出た。
「ロウリュウってどんなものか
わかってはいたけど予想をはるかに
超えてた」と言う彼女。
どうやら情報番組でロウリュウの
特集が組まれていて、どんなものかは
テレビを通じて理解をしていた彼女
芸能人がロウリュウを受けて悲鳴を
上げてるのを見て。(そんな熱くないでしょう)と片手にポテチを抱えて笑っていた
彼女だった。
だが今日初めて体験した彼女は芸能人が
悲鳴を上げる気持ちがわかったみたいだ。
(これは悲鳴が上がる)と呟き
冷蔵庫に入れてあるペットボドルを
取り出し。水を飲んでいると
先ほどと同様彼も冷蔵庫からペットボドル
を取り出し、彼女の隣にきた。
「随分バテてんな」と笑顔で彼が言うと
彼女は「あれは初めての人はキツイでしょう」嘆くと
彼は笑いながら「まぁ慣れてないときつかったりするかもな」と返した。
彼女はペットボドルの蓋を閉め、
飲み残しの水を隣に置き、
一言言う「もう当分はいいかもしれない」
と言うと
彼は「相当きいたんだなぁ」と言うと
彼女は頷く。
頷く彼女を見て笑顔になる彼。
自分の隣に座る彼女をチラッと見る。
「お前この後どうするんだ?」と聞くと
彼女は「私?そうだなぁ少しあそこで休憩してそのあと温度が低い岩盤浴を体験して
温泉に入ってレストランよって帰ろうかなぁて思っているけど」と返した。
彼は「そうか俺は、熱いサウナに入って
そのあと温泉で汗を流し風呂の中にもサウナがあるからそこに入ろうかと思ってる」と言うと
彼女は「サウナ好きなんだね」と
返した。(そういえば)
彼女はあることを思い出した。
それは先ほどの話しで週に3.4回はここに
来てると彼が言っていた時
「もしかしてここのサウナが好きで
来ているの?」と彼に聞くと
「そうここのサウナ種類が豊富でな」
先ほど岩盤浴のことしか説明しなかったが、
サウナも他のスーパー銭湯と比べ、
種類が豊富なのだ。サウナの種類がこちら
.乾式サウナ(ドライサウナ)
.湿式サウナ
.高温サウナ・中温サウナ・低温サウナ
.遠赤外線サウナ
.ソルティサウナ(塩サウナ)
.冷凍サウナ
.スモークサウナ
.可動式サウ
.ロシア式サウナ
「サウナってこんなに種類があるんだ
初めて知ったかも」と言うと。
彼は彼女の反応が嬉しかったのか
サウナ好きの魂が込み上げてくる。
ここのスーパー銭湯にあるサウナの
説明をしだす彼。
彼女はそんな目を光らせる彼を見て
(まずい火がついた…)とっさに止める。
「別に説明とかいらないから」と慌てて返す
彼は「そうか」と少し残念がる。
彼女は「うんそこまで興味ないかな」と返した。
彼はペットボトルの蓋開け水を飲み
蓋をしめ、荷物を持って
「じゃ俺行くわ」と言い
去っていった。
彼女は「うんじゃーね」といい
去っていく彼の背中をみていた。
(もう少し興味もってあげたほうがよかったかな)
と思う彼女であった。
そのあと彼女はここのスーパー銭湯を満喫した。
帰り際お会計を済ませ。
スーパー銭湯をでた。
「凄い充実してたな今度マッサージ受けてみようかな」
(居酒屋よりこっちのほうが良いかも)
「さっきカズキも周3回は来てるって言ってたけど
3回じゃ足りない」(毎週来ても良いかも社員割引あるし)
その時彼女は空を見上げる。
「星がある。珍しいな」と言い
帰っていった。
場面が変わる。
カズキもお気に入りのサウナを満喫し
スーパー銭湯を後にする。
彼は自宅に帰っていった。
彼が住んでいる所はスーパ銭湯から
電車で10分くらいの所にある。
3LDKの一軒家で緩やかに角度をつけた
個性的な外見で変形地ならでは外から内
へぐるりとつながる家になっている。
彼は一級建築の資格を持っており
この家も彼がつくった。
当たりが静まり帰っていた時に
彼は帰宅する。
ドアを開けるとそこには、彼とよく
にた少年がいた。
この少年の名前はユウキ
彼の息子である。
「今日も一人で出かけてたのかよ」
というと彼は「まぁな」と息子の横を
通り。自分の部屋に入った。
息子ユウキはそんな素っ気ない彼をみて
睨みつけた。
先ほど着ていた服を脱ぎ、
部屋着に着替えリビングに
向かう。
彼は机に目を留める。
机にはまだ口をつけていない
パンが置いてあった。
彼はそれをみて「あれ夕飯食っていないのか?」と言うと。
息子は、ソファに座りゲームをやりながら
「別に腹減ってねぇし」と返す。
彼はそんな息子に「そうか」と返す。
彼は和室に向かい、ある仏壇に手を合わせる。
そこの仏壇には、きれいな顔をした
(ヒト属)の女性の遺影が置いてあった。
この女性は、彼の妻である。
今から1年前病気でなくなった。
彼がなくなった妻との出会いは
大学4年の時だった。
就職活動真っ最中の頃
彼と妻ミユキは就職活動の時
知りあった。それは彼が受けたいと
思った会社の説明会の時だった。
ちょうど彼の隣の席に座ったのが彼女だった。彼女の外見は、黒髪ボブで美人で可愛らし感じだった。
彼はこの時彼女に対し第一印象がよく、
心の中で、(黒髪のボブが似合う)と思って
いた。その他にも(話しかけやすそうだなぁ
)と思っていた。
ユリと知りあった時は初対面で普通に話して
いたため、初対面の人とも普通に話せると
かと思いきや、ミユキに関しては中々
話しかけることが出来ず、
結局説明会が終わっても話しかける
ことが出来なかった。
彼であった。
多分推測だか、彼女と出合った時は
彼女から話しかけて来たこともあり、
それで彼自身も喋りやすかったの
かと思った。
要するに、彼自身は
自分から声をかけるのが苦手と
言うのがわかった。
だかこれっきりと思っていた
彼だが奇跡が起こる。
それは違う会社のインタシップにいった時
のことインターシップする会社に入館しようとすると一人の女性に声をかけられる
「あれもしかして…」と言うとその声に気づいたのか?振り向くとそこには
ミユキの姿があった。
彼はその女性をみて、説明会のことを
想いだした。彼に声をかけてきたのは
説明会で隣の席に座っていた女性だった。
「あのときの…」と彼女をみて
目を丸くする。そんな彼に対し
彼女は笑顔で返す。
後でわかったのだか、彼女自身も
彼の第一印象が良く、彼同様
話しやすそうだなぁと彼女も思って
いた。
それからお互い共通の話で盛り上がり
意気投合をした二人。そのあと就職が
決まり、落ち着いた後に二人で出掛けるようになり
本格的に交際が始まった。
息子ユウキは仏壇にずっと手を合わせている
父親に視線を移しすぐにゲームに戻った。
スーパー銭湯でたまたま来ていた元彼と
再開した彼女あれから1週間が経った。
今日もいつも通り早く来て仕事をしていると
一人後輩女性が声をかけてきた。
「おはようございます」と言うと彼女は笑顔で「おはようと」返した。
声をかけてきたのは彼女の後輩にあたるリナ(ヒト属)彼女はリナの顔が焼けていたため、「けっこうやけた?」と聞くとリナは
彼女の隣に座りこう返す。「はいほとんど外にいたため、焼けました。」「これお土産です。と笑顔で返す。
リナは1週間夏期休暇を取っており、
今日会社に出勤してきた。
彼女はお土産を見て、「ああ!もしかしてハワイ行ったの?これ今ハワイで人気の焼き菓子だよね‼︎」と笑顔で返すと
リナは「そうなんですよ!美味しかったので
ぜひ食べもらいたいと思って」と言うと
彼女は嬉しいそうな顔し「ありがとう」と
返した。
リナは彼女の方を見て「先輩良いことありました?」と彼女の方を見ていうと
彼女は「いいこと?」と言うとリナは「はい!」と返した。
「なんで?」と後輩に聞き返す。
「いつもより凄い笑顔だったので」と返すと
彼女は「そうかな?」ととぼけた感じでいった。
(まぁ実際あったけど)心の中で呟く彼女。
昼休憩の時スマホを見ていると
フェイスブックから
メッセージが来た。(誰からだろう)とスマホをみると
そのメッセージの相手は
彼女が前に働いていた出版会社の同期のメイからだった。
それは1カ月前に遡る。
同期のメイとは仕事を辞めてから
連絡を取っていなく疎遠状態だった。
たがここ最近SNSの普及が増えた
ため、全然連絡を取っていなかった
疎遠の人とも連絡が取れるようになった。
そのためSNSが出会いの場所になることも
多く、そこで結婚相手を見つけ結婚する人も中にはいる。彼女も安心な婚活サイトを
調べ、最近フェイスブックに登録した。
彼女が選んだサイトはフェイスブックに
登録をし、結婚相手を探すと言うのだ。
彼女はフェイスブックに目を通していると
知り合いから友達申請が来た。その申請
相手がメイだった。
現在に戻る。メッセージの内容は前に飲みに行こうっていってたけど今日行かない予定空いてる?との内容だった。
彼女は仕事が終わった後。
街ち合わせに指定されている所に行くと
チンパンジー属のメイが来ていた。
彼女は目に濃いアイライナーをつけていて
それで大体彼女ということが分かる。
「メイ!」と呼ぶと
メイは振り向き、「ユリ!」と笑顔で彼女
の方を見る。
二人は久しぶりということもあり
喜びを分かち合った。
「ゴメン急で中々こっちも忙しくてっさー
なかなか予定が取れなくて、今日予定が
空いてたから、今日連絡したんだけど」
と言うと
彼女は「全然大丈夫気にしないで」と
答えた。
二人は予約をしていたお店に入ることにした。
彼女達が入った
居酒屋は五島列島でしか食べれない
料理が食べれたり、五島列島でしか
飲めない酒が飲めるのである。
いわゆる五島列島専門の居酒屋である。
メイの母親が九州の五島列島
出身と言うこともあり、
ここの居酒屋と縁が深い。
母親の兄弟は仲がよく、年に一回は
飲みに行くのが恒例となっている。
メイの母親が今度飲みに行くところの
店を調べていると、ある居酒屋に
目を留める。ネットにその居酒屋の
説明が書いてあり、メイの母親はそこに
すぐさま決めた。メイがこのあと
母親とあった時にそこの居酒屋の
料理とお酒が美味しいと言うことを聞き、
友達連れてそこの居酒屋
に飲みに行った。母親同様料理とお酒が
美味しく見事にハマる彼女だった。
また誰か連れていきたいと思ったメイは
今日彼女を連れていくことにした。
彼女とメイは個室に通され、
メニューを見るメイ。
彼女は、個室で
最近飲んだことがなかったため、
少し緊張していた。
メイからおすすめの料理とお酒を
教えてもらい。そのおすすめの
料理とお酒を頼み。しばらく待つこ
とになった。
メイは彼女に話しかける。
「ユリが会社を辞めてからあってなかいからもう5年になるのか月日のながれもはやいもんね」というと
彼女は「本当早いよねどんどん歳をとっていく一方」とため息をつくと
「そういえば当時付き合っていた彼とはどうなったわけ同棲していたけど」とメイが言うと
「あ…その彼と別れて今婚活中です。」
とメイの顔をみていうと。
メイは「そうなの?あんなにユリのこと支えてたのに」と驚きを隠せなかった。
そこから彼女達の私生活の話しになる。
彼女は俯いたまま、メイに言う。
「それは有難いと思ってるよ。でも…」
声を詰まらす彼女。
彼女は彼と別れた理由を話した。
それに対して、メイは「なるほどねつまり
ユリ自身は、病気の時も支えてくれた
彼と結婚して子供も欲しかったけど
彼がそれを拒否したと言うわけか」
と返した。
彼女は深く頷いた。
彼女はそのほかにも前の彼に
不満が溜まっていたのかメイに話す。
それは彼女の病気が回復をし身体の痛さも消え
前まで彼に任せていた家事も出来るように
なり、違う会社で働き出した時。
仕事と家事の両立が難しいくなり、
彼に助けを求める彼女だか
彼に冷たくあしらわれ「俺だって最近忙しいし」とムスッとした表情で返され、
彼女の助けを聞かなかった。彼女が病気の時は家事をやってくれた彼、彼女はその変貌
ぶりに驚きを隠せないでいた。
他にも彼女が病気を完治してから、
立場が逆転した。彼女が病気の時よりも
彼の性格が幼くなった。
その現実に受け入れなくなった彼女は
別れることにしたとメイに言うと
メイは「私もユリに少し似てる所がある
かもな」と呟く。
メイの意味深な発言に「?」表情をした。
その時彼女はあることに気づくそれは、5年前まで付けていた。指輪がなかった。
彼女が前指輪をつけていた左の薬指に
目がいくと
メイは彼女の視線に気づいたのか
彼女にこう答える。
「実は離婚したの私」と言うと
彼女は「そうなの…」と彼女の方を見た。
メイは彼女に離婚理由を話した。
5年前に結婚したメイ。
相手の方は友人の紹介で知り合った。
元々彼女は男ぽい性格で家事をする
のも凄く嫌いだった。
独身の時は、自分で自炊をしなく
ほとんどコンビニやスーパーの惣菜や
弁当が多かった。
だが結婚したと言うこともあり、最初のうちは家事をやっていたがそのうち家事をしなくなり、夕飯は外食が多くなったメイ。彼が仕事疲れで帰ってくると
彼女自身夕飯は外食のため、用意していないのがあたりまえになっていた。他にも
彼よりもいつも帰りが遅かった。
そんなメイに彼は不満が溜まっていた。
メイと結婚をした男性は友人と飲みに行った時自分の家庭について相談をすると、
友人からは別れた方がいいや共働きだからといろんな意見をもらった。たが仲良くしている友人の奥さんは、毎日料理もつくるし、帰ってくると必ず家にいると言う話しを聞き。
自分とは正反対の生活を送っている
思った彼(なんやかんや言って料理作ったり家にいてくれるじゃんか俺はそんなことすらねぇよ)とここの中で呟く彼。
彼は日頃の不満も溜まっていたため
彼女にはっきり自分の気持ちを伝えようと
思った。だが帰宅したあと彼女はまだ帰ってきていなかった。彼は「また帰ってきてねぇのかよ」と良い、物に当たった。
その15分後彼女が帰宅する「ただいま!」
と言うと
メイのまんまえに怒りの感情を抑えた彼の
姿があった。
「どうしたの?」と言うと
彼は「少し話したいことがあるんだけど」と
言うとメイは、「何?改まって急に」と
言うと彼は「いいから」と機嫌が悪そうに
返す。メイはいつもと違う彼に違和感を
覚えた。リビングについた彼女は
リビングに置いてある椅子に鞄と上着を置く。ソファに座っている彼の方に向かい。
彼女もソファに座った。
彼はメイの方に身体を向ける。
彼はメイにあるお願いをする。
そのお願いは料理を作って欲しいと
あと自分が家に帰ってきた
時に家にいて欲しいと伝えると
彼女は承諾をしなかった。
その理由は、最近仕事が忙しくて
料理を作っている暇がないあと
残業が多いため、彼の願望でもある
家で帰ってくるのを待ってて欲しいと
言うのは出来ないとのことだった。
彼はメイの理由を聞いて、怒りが込み上げてきた。「はぁ?なんだそれ料理くらい休みの
日とかに作れるだろう時間があるし、
それに残業しなければ俺より早く帰れるだろう」と返した。
メイはそれに対しこう返す。「確かに残業するほどでもないけど」と返すとそれに対し彼は「だったら帰って来いよ残業毎日やってたら体調だって崩すだろう」と言うとメイは「正直家に帰るより仕事していた方が最近楽しいって言うのが分かったの」と言うと
彼はおもいもよらないことを言われキレた。「それって俺より仕事の方が良いって
ことかよと言うとメイは無表情で「そうかもしれないと返した。
彼女の本心を知った彼はそのあと一言も
喋らず、翌日離婚届けを持って来て
そこにお互いサインをして別れた。
彼女はメイの話しを聞いて「随分あっさり
してるけど本当に別れてよかったの」「メイがちゃんと寄り添ってあげれば離婚しなくて
済んだと思うけど」と返す彼女。
彼女の話しを聞いたメイは先ほど頼んだお酒を呑み、こう言う「私自身が向かないと思ったんだよね」と返す。
彼女いわく、家事自体が一切やりたくなく
やっても自分の分だけがよく他の人のぶんまではやりたくない、夫をたてたり、相手に何かやってあげたいと
言う感情が芽生えて来ないと言う。
それに対し彼女は不思議に思ったのか
「じゃなんで結婚したの?」
と彼女に聞くと
彼女は「世の中の世間ていだったり、
あとはそのときは何かこの人といて
楽だなぁと思ったし価値感が合うと思って
結婚したけど」答えた。
でも結婚したら思っていたより大変で
家事をやらないといけない仕事もしないといけない色々やらないといけないことが増えて
自分がしんどくなっていったと言う。
家事をするよりかも仕事をしていた
方が楽しいしやりがいがあると
思った彼女は、仕事を優先するように
なり家事は一切やらなくなった。と言う
彼女はその話しを聞いて、「だからさっき
私と似てるって言ったのかと」納得をした。
彼女は言葉をかける「メイは結婚
に向いてないと言ってたけどただ自分を
追い込み過ぎただけだと思うよ家事が
大変だったら分担すれば良かったと思うよ」
「家事のことについて、旦那さんに
助け求めたの?」「もうやりたくないから
やらないってボイコットするのは良くないと思う。」と言うと
彼女は「そうね旦那と話し合って
いれば、また変わってたかも」「でも旦那に
弱音を吐けなかった…」と呟く。
でも彼女は離婚したことに後悔はしてないと
言う。やはり、一人の方が楽だからとのこと
メイ自身は、世の中の女性とは違う考えを持っていて世の中の女性は子供が欲しいと
思う人が多いと思うが、彼女は子供が嫌いで
この前、友人とランチに行った時。子供を
連れてランチをしているとまだ小さいと
言うこともあり、何か気にいらないことがあったのかくずりだし大声で叫びながら
泣き始める。その時に友人が、あやすが
泣き止まない。言うことを聞かせようと
するが、聞かないことが多く。周りも
見てくるこの光景を見た彼女は子供が
欲しいと思わなかった。
場面が、変わり居酒屋を出てくる
二人、「また連絡するね」とメイが
返すと
彼女は「また飲みに行こう!」といい
二人は手を振り別れた。
その一周間後の休日また彼女は例のスーパー銭湯に行った。
休日と言うこともあり、家族連れや
カップル、1人で来てる人がいた。
(やっぱり休日は混んでいるな前来た時より
遥かに多い)と思う彼女であった。
例のスーパー銭湯で受け付けをしていると、
彼女はあることに気づく、それはお土産売り場のところに人が立っていることだ。違うと
ころにも人がちやほらいる。
(あれ前いった時人立っていなかったような?)と思う彼女。
彼女は気になり、入館受け付けの
女性に聞くことにした。
「すみません今良いですか?」と尋ねる彼女。女性社員(ヒト属)は「
はい?」と返す。
「前来た時あんなに社員がちらばっていなかったと思うんですが?」と聞くと
女性社員は笑顔で「ほら今週から月が変わる
こともあるため違う感じにしようと思いましてと言うと「彼女はそれ本当ですか?」と聞くと女性社員は「はいそうですけど」と返した。彼女はこの女性社員が何か隠しごどを
してると思い、彼女はこう切り出す。
「私ここの運営しているスーパー銭湯の
本社で働いているんですが…」と女性社員の
顔を見て言うと女性社員は驚いた表情で
「そうなんですか?」とこたえた。
彼女は証拠として社員証を女性社員に
見せた。お客ではなく、社員だとわかった
女性社員は、こうなった経緯を話した。
女性社員の話しだと先週金曜から
窃盗が相次いでいるとのこと
(先週の金曜日と言えば、私がメイと
飲みに行ってた時か)
女性社員の話しだと、5万円の
お土産品を取られてしまったと言う
すぐさま警察に相談をしたが大した額でも
ないため、逮捕するのは難しいと言われた。
だか一応特定はしている。次来たら捕まえ
ようと思っていたが、そのあと中々来ないためもう大丈夫だと安心仕切ってた頃
昨日の4時頃また窃盗されたと言う。
彼女は「いくら窃盗されたんですか?」と
聞くと、女性社員は「2万円だったと思うのよね」と言った。犯人を捕まえられなかった理由として、こないだとは違う人だったと聞かされた彼女は、「複数いるってこと?」
と考え込む。昨日そんなことがあったため
今日はスタッフを違う場所に散らばってもらい、見張り役として立ってもらっている。
防犯カメラの強化もした。
その時彼女に一人の男性が声をかけてきた。
へぇ高校ぶりに付き合っていた彼と再開したんだ」
とメイが言うと
彼女は「うん」と返した。
「漫画とかドラマみたいな演出って感じ」とメイが言うと
彼女は「そうだよね普通ありえないよね」と返した。
で久しぶりに
と彼女が「そもそもなんで高校の時に
付き合っていた彼と別れることになったわけ」と聞いてきた。
彼女は「えっと…」と最初は言葉に詰まるが
高校
だがメイは腕を組み、考え込む「でもさ偶然重ねるにつれまたあんたと
彼を引き合わせようとしているとか」というと
彼女は「え?それってまたカズキとか」
なっていて、その資格を取るため建設会社を
の説明会に来ていた。彼の妻になるミユキも
説明会に来ていた。その時隣に座ったのが
ミユキだった。
彼がミユキに持った第一印象は
(似てるなあいつと)彼がいった。
あいつとは、ユリのことだった。
説明会が終わったあと
彼は彼女に話かけてみることにした。
「建築会社の説明に来てるってことは
資格を取りたいと思っているの
続いた二人。
どうやらミユキは大学で空間デザインの
学部に入って彼女は彼同様建築関係
の資格も取りたいと思っており
破局することになった。
二人の中で起こった出来事とは
また今度にしよう。
高校の時以来に再開した二人
そんな中、呆然としていると
本日ロウリュウを担当する。
一人のアルバイトの男性が
「すみませんが、ロウリュウが開始するまで、10分かかります。」というと
周りはざわついた「え?こんな熱い部屋に10分もいさせるわけ⁈」
「本気かよ」と嘆いていた。
周りの反応をみて彼女は「あと10分も掛かるんだ。」彼に視線をむけると
「そうみたいだな」と彼も彼女に視線をむけた。一人のアルバイトの声かけのおかげで
少しギクシャクしなくなった。二人
その2.3分後熱さに耐えられず、水分補給をしに立て続けに外に出る参加者、彼女も参加者同様熱さに耐えきれず、(ゴメン水分補給してくる)
彼に告げ外に出る彼女。
(ああおーい!)と言い彼女の後を追って
いく彼。
彼女は外に出た瞬間
すぐさま冷蔵庫に向かい
先ほど買った飲みものを取り出し、
ソファに座り飲んだ。「うん美味しい。」と言うと彼も外から出てきて
「涼しいな」と言い彼も冷蔵庫から
飲みものを取り出し彼女の座っているソファ
の隣に座った彼女は少し胸がドキドキしながら彼を見上げるように上から下へとマジマジ見る。(やっぱり高校の時と比べて、大人ぽくなったよな)と頬を赤らめ、彼を見る。(結婚しているのかなぁ) と左手の薬指をチラッとみると彼の左手薬指には、指輪がはめてあった。(そうだよね結婚しててもおかしくないもんな)と少しがっかりした。表情を見せる。そんな彼女の表情に
「どうした?」とききかえす彼。
彼女は「ううんなんでもない、なんでも」と
返した。(私のバカ何を焦っているのもし結婚してなかったらまた付き合えるとか勘違い
してるんじゃないの)とまた頬を赤らめながら、自分の頬を叩いていると。
彼は彼女の異常な行為を見て、
「お前本当に大丈夫か?」と心配そうに、
彼女に気遣うと彼女はキメ顔で
「大丈夫です」と返した。
そんな彼女を見て、彼は「ならいいけど・・・」と言い。右手に抱えてるペットボトルを飲んだ。
彼女は彼の方を見て、「なんでここにいるの?」と聞くと、彼は「俺か?」と返すと
「うん」と頷く彼女。
彼はここ
〜桜の木の下〜サル目(霊長類)ヒト科人種恋愛 椿川紗織 @Hasumrena
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。〜桜の木の下〜サル目(霊長類)ヒト科人種恋愛の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます